レールマウンテンバイク Gattan Go!! その3 | ||
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神岡第2トンネルを越えると高架となり、「飛騨神岡駅」跡を通過する。駅標などは残されていないが、神岡大橋駅跡と比較するとだいぶ駅っぽい雰囲気が残っている。 (32.2M) |
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飛騨神岡駅跡を過ぎるとすぐ神岡第1トンネルに入る。このトンネルは途中で右にカーブしているので出口の光が見えない。 | ||
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しばらくすると完全に真っ暗になる。 漆黒の闇の中、カブのエンジン音とカタタン・カタタンというレールの継ぎ目を越える音だけが響く。 年頃の姉ちゃんだったら黄色い声が響くクライマックスシーンだったりするのだろうが、元々無口な3人組はここでも無言のまま。 |
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トンネルを越えると折り返し点の「神岡鉱山前駅」跡が近づいてくる。 留置線などを備えた駅だったので線路の分岐がある。いくつになっても離合集散する線路を見るのはワクワクするもんだ。 (15M) |
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神岡鉱山前駅跡に到着。 先発していた小娘と保護者らが記念撮影していた。 (5.25M) |
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「冷えたキュウリがありますから食べて下さい」と係員に言われて塩をかけて食べてみる。 すごく懐かしい感じがするのだが、幼い頃に野外でわざわざキュウリを食べた記憶はない。恐らく「幼い頃の田舎での思い出」というものがテレビなんかで刷り込まれたものだろう。 家庭でも会社でもよく「屁理屈が多い」と言われる所以はこの辺りにあると思われる。 |
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神岡鉄道時代のお願いがまだ残されている。 1985年に改名される前の「神岡口」の記載があり。 |
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時刻表&運賃表。廃止直前ということもあるが、自分の毛と同じくらい寂しい密度だ。 →拡大 |
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レールマウンテンバイクはこの駅で折り返しとなる。 隣の漆山駅跡はここから7km以上離れている上、山岳地帯で安全が担保しにくそうなので観光資源としての活用は難しそうだ。 |
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自転車を一旦線路から外して方向転換させる。 筆皇の周期表Tシャツバックプリントは「O(酸素)」、自分は「Li(リチウム)」…、全種類集めるとLi・Ca・H・O・U・Se、つまり販売元の「理科ハウス」となる。 GSAで見学するスーパーカミオカンデが理科っぽいのでそれに合わせて購入した。まぁ科学なのか化学なのかの区別もつかないのだが。 |
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ホームから撮影した神岡鉱業の亜鉛製錬工場(か?)。 本来ならこの日の早朝によごれんさん主催の栃洞散策に同行する予定だったが、起きられなかった。なかなか来られない所なだけに行きたかった、残念。 |
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小娘どもが乗ってた自転車の1台が故障したらしく、係員と保護者の話し合いの結果、トロッコに同乗することになった。 行きは押してたカブだが、帰りは引いてく。 (8.75M) |
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筆皇の不満顔は一見、同席者が年頃の女性じゃなかったことに起因するように思えるが、実はそんな大人げない理由ではない。 「小娘らが何の断りもなくトロッコに乗り込んで好き勝手に座っていることに対する不満」というれっきとした大人の事情があるのだ。 そう、女子供でも容赦しない、いや女子供だから容赦しないという筆皇の厳しさを垣間見た一瞬だった。 |
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飛騨神岡駅通過。 行きは後ろから押してく上に客は中年男二人ということであまり気にせずいられた係員も、帰りはトロッコが後ろにある上、小娘が乗ってるので後ろを気にしながらの運転になる。 小娘が立ち上がるとかいう危険ではなく、中年男二人が襲うかもしれない危険防止も含めてなんだろうなと思う。 第1トンネルの真っ暗闇の中なんて、何かこっちが緊張する。万一「キャー!」なんて叫ばれたら、人生ジ・エンドだ。 |
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係員1名+中年男2名+小娘2名の5名体制になってもヘビーな雰囲気は払拭されないまま。 | ||
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「あと1km」看板通過。 沈黙に耐え切れず喋ってしまいそうになる。 あと1km、頑張ろう。 |
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終点の奥飛騨温泉口駅が見えてくる。 本来なら駅舎へのスロープ登りのために息を整える地点であるが、今は見えてきた沈黙の終わりにホッと息をつく。 |
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トロッコ客はスロープを登る前、ホームの端のあたりで降りる。トロッコは回送列車となって駅舎へ。 | ||
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スタンプチケット。 神岡鉱山前駅のスタンプも奥飛騨温泉口駅で押せる。ありがたみはないが、楽ではある。 このチケットを持ってくと次回割引してもらえるので捨てないように。 まぁタラタラ文句も書いたが、やって損はない楽しさはある。これだけのために神岡くんだり行くのはさすにお勧めしないが、高山や奥飛騨の観光にからませるならなかなか良いかと。 |
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