南吉生家付近 その2

下駄屋の奥にある居間。
色々時代物が展示されているが、置き方が何か不自然。そういう見方をしているからかもしれないが。

入って正面の一階に降りる階段。夜ともなれば薄暗かった当時、きっと何度か足を滑らせたこともあったに違いない。

 
上から見た階段(左)と一階の勝手場からみた階段(右)
昔の家屋でよく見られるアンチバリアフリーでとても急な階段。鍋とか持って登り下りはさぞや気を使ったことだろう。

昔から日本の住宅には様々な収納の工夫がこらされている。
赤子が一部屋持ってるサマンサやアーノルドなんかにはとうてい理解できないだろう。

一階部分中央の勝手場。奥は物置、背後は小間となっている。

特徴的なこの家の造りが分かる勝手場の吹き抜け。
ちなみに釜の中にはおもちゃの松茸や栗などが入っていた。

井戸と勝手場。
残念というか当然というか、ポンプが外されているので水は出てこない。

 
(左)一階物置と(右)小間。
小間に置かれている小物は日本男児の心をくすぐる秀逸な品ばかり。まずはこのちゃぶ台が欲しい。

天井が異様に低い小間。
身長165cm(自称)の自分でも頭が天井につかえる。ここで家族四人食事を摂っていたとなると相当狭かっただろう。。


上は独身時代に撮った写真。
今では親の行動をいぶかしむ太郎がいる。

父多蔵が営む畳屋。街道側から向かって右側。悪い言い方をするとケチな父親であったが、新しい機材をいち早く導入したり、村の神社に多額の寄付をしたりして使う所ではしっかりお金を使うタイプであった。
ただ神社への多額の寄付については南吉はあまりいい感じを持っていなかったようだ。

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