高浜茶屋吉貴 その2 |
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とりあえず舞台が終わったので等身大人形の写真撮影を開始する。
髪の毛はリアルじゃないが、ワキ毛が妙にリアルな太鼓叩きおじさん。 |
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乳毛はさらにリアル。 |
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稲田かえさん人形。
どうも実在の人物らしく、高齢にも関わらず太鼓叩きのようだ。
まぁ実際叩いてるのは左のアルビノ姉さんだが。 |
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舞台終了後、2分くらいで小屋の中の電灯が消えた。
そしてスピーカーからは男性のテープ声で一階へは階段かエレベーターで降りるよう指示。 |
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薄暗い小屋の中、何かがうごめく気配に怯えつつも写真撮影を続ける。 |
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舞台背後の楽屋再現のコーナーだけ煌煌と灯りがともっている。 |
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屋台のお姉ちゃん。
「今日は、ほんにたくさんの人が見にいらっしゃったので、売り切れどすなぁ。」
丁寧な言葉づかいとは裏腹にこちらを一瞥もせず後片付けにいそしんでいた。 |
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隣の屋台のおじさんにも声をかけようとしたが、気配ただならぬのでやめておいた。
薄暗い小屋の中は、仕事人のおじさんが策動するにはもってこいの舞台なのだろう。
「おでんの哲」、それが彼の通り名らしい。
「熱々のおでんをさ悪人の口に押し込むんだよ、熱くてさ、苦しくてさ、そんでもだえ苦しんで死んでく様は見てらんないよ。」
あとで稲田かえさんが耳打ちしてくれた話。
興奮してしゃべるから入れ歯が飛び出て耳を噛むのがわずらわしかった。 |
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舞台上の黒子と裃着たおじさん。
ラビット関根か小堺一機だろうと思って、顔幕をめくってみたが知らない人だった。 |
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舞台横の様子。
人形達が流れてくるレールと舞台袖で次の舞台に向けて準備をする人形達の姿が見られる。
一階の電気消しの様子からすると、今日の公演はもう無さそうだが。 |
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舞台背後の楽屋の様子再現コーナー。 |
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台本を前に念密に打ち合わせる俳優と脚本書き。 |
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