歯の博物館 その2

ユニットチェアにつけられた扇風機。
クーラーが無い時代、治療中に吹き出る冷や汗はこれで冷やす。

足踏みミシンならぬ、足踏みドリル。
ヨボヨボの爺さんだと回転が足りずに痛そうだ。

お隣の「昔の待合室」。
少々展示物が多すぎて待合室の雰囲気はあまり出ていない。

受付と診療室入口。
実際には通れない。

受付のガラスからは診療シーンが見える。
診療も終盤のようでフネさんの表情は落ち着きを取り戻していた。


旧盆が休館になるのはこの期間、フネさんがビル内を徘徊するからだろう。

待合室の説明板。
とりあえず自分の頭蓋骨は古代人に近い。

複製には見えない湊川人(約18,000年前)のしゃれこうべ。


後ろに鏡があって後頭部部分も見られるが、見る必要があるのか疑問。

複製か本物か分からない現代人女性のしゃれこうべ。
アゴのあたりに燃える闘魂を感じた。

とてつもなく痛そうな「叉状研歯」の跡が残るしゃれこうべ。

見難くなってしまったがその説明パネル。
絵に描いたような縄文人の顔が胡散臭いが、熟慮してみると実際絵に描いた縄文人だから問題無し。

正面のガラスケースには義歯(入れ歯)の展示が多数。
ワシントンが入れ歯だったとは知らなかった。

こちらは江戸〜明治初期のお歯黒。
「ツー」と言えば「カー」というように、「お歯黒」といえば「べったり」とくるのは3歳の子供でもしっている日本人の常識。

木の入れ歯。
「真物 木床義歯」というキャプションは「人間山脈 アンドレ・ザ・ジャイアント」チックで良い。

ゴムの入れ歯。
キャプションには「ゴム床義歯」とある。上の入れ歯も「木床義歯」と書いてあったので、歯医者用語では「入れ歯」とは言わないようだ。

左から右に向けて木の入れ歯が作られていく様子が展示されている。

古い待合室から博物館入口を撮影。
たまに廊下を白衣を着た人が通って行く。なにやら後ろめたい。

色々な動物の歯の紹介ということで、しゃれこうべがずらりと並ぶ。

サメの歯は次から次に生えてくるというのはご存知の通り。
ただ、1本当たりの歯の寿命が2〜3日という短いサイクルであるのは初めて知った。

プチ乙事主の頭蓋骨。
牙は歯の一部が巨大化したもの。

人骨と猿の頭蓋骨。
展示物の多くは寄贈品であるが、他の人は敬称略であることが多いのに対して、この服部さんは「先生」付き。
偉い人なのだろう。


猿の頭蓋骨が妙に人間チックで気持ち悪かった。

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