北淡震災記念公園 その2


地震前と地震後の模型。
実物では何がどうずれているのか分かりにくいが、この模型で一目瞭然。

生垣ゾーンを越えても更に続く断層。
この辺りになると見物客も飽きてくるらしく、断層をしっかり見る人が少なくなってくる。

こちらも上下、横にずれたあぜ道跡。

こちらは可動式の模型。
上のあぜ道部分がどのようにずれたか紹介している。

断層の断面サンプル。
阪神・淡路大震災だけでなく、かつての大地震の跡が下部に残されている…らしい。

液状化現象が発生した箇所は床をガラス張りにして展示。
近くに液状化現象について解説してくれる係員がいたのだが、ちゃんと聞いてなかったので何が液状化かよく分からなかった。

保存されている断層の末端部分。
「これはずれるわな…」、展示を見た人は口々にそういって先に進む。
自分もそう思う。

屋外に展示されている「神戸の壁」。
昭和初期、神戸市の市場の防火壁として作られたもの。戦時中の空襲を乗り越え、震災時には周辺の建造物の大半が崩壊する中でその姿を残した。
2009年のリニューアル時、神戸市から移設された。


神岡鉱山跡の写真でも防火壁がぽつんと残されているのを見たことあるのだが、防火壁って頑丈なんだなと改めて思った。

断層近くにありながら崩壊を免れた一般家屋が「メモリアルハウス」として残されている。

整備前の航空写真。
母屋の上側を横断する断層がはっきり分かる。敷地がずれているのは断層がずれたため。

断層によってずれた外壁。

メモリアルハウス。
今ほど耐震性能が重要視されなかった時代でありながら立派。メーカーが知りたいものだ。

地震直後の再現。
さすがに地震後そのままこの状態で保存されていた訳ではなく、元の住人は震災後数年間この家で生活していたとのこと。
したがって当時の様子など聞き取り調査した上で再現されたものとなっている。

天井突っかえ棒を買おうと心から思った。

戸棚フルオープン。
最近の家やマンションでは地震時にロックがかかってこうして開かないようになっている。そんなに必要なのかと思ってたが、こうした状況を見るとその必要性も分かるというものだ。

前頁 兵庫県観光スポットトップ次頁
観光トップ