比島観音/殉国七士廟 その3

よく分からないが巨大な像。

昭和23年、東京極東裁判で絞首刑となった七名の遺骨が納められている殉国七士墓。

アップ。
碑文は以下の通り。
「米国の原子爆弾使用、ソ連の不可侵条約破棄、物資の不足などにより敗戦のやむなきに至った日本の行為を米中英ソ豪加佛蘭新蘭印比十一ヶ国は極東国際軍事裁判を開き事後法によりて審判し票決により昭和二十三年十二月二十三日未明 土肥原賢二 松井石根 東條英機 武藤章 板垣征四郎 廣田弘毅 木村兵太郎七士の絞首刑を執行した
横浜市久保山火葬場よりその遺骨を取得して熱海市伊豆山に安置していた山門時正平弁護士は幡豆町の好意によりこれを三ヶ根山頂に埋葬し遺族の同意と 清瀬一郎 菅原裕両弁護士等多数有志の賛同とを得て墓石を建立した
遥かに遠く眼を海の彼方にやりながら太平洋戦争の真因を探求して恒久平和の確立に努めたいものである」

少し降りた所にも多くの部隊碑が祀られている。

B29のエンジンが置かれている東屋。

日本の迎撃により渥美半島沖に墜落したB29のエンジン。こちらも漁船の網に引っかかったもの。

四発あるとはいえ、結構一つは小さいものだなというのが率直な感想。

西国三十三国がらみらしい地蔵。はっきりいって怖い。

天気はあまりよくなかったが展望台から眺めた三河湾。フィリピンに似ているかどうかは分からないが、国のために命を失った人達の鎮魂となれば幸い。

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