比島観音/殉国七士廟 その2

比島観音。
多くの参拝客があるらしく、花や供え物も新しいものであった。

南方第十二陸軍病院戦没者慰霊碑。
陸軍云々とあるが、明治から昭和にかけての軍看護婦を祀る碑となっている。像の下に陸・海軍マークが見られる。

4月の比島観音例祭に使用されたであろう卒塔婆。裏面には遺族のメッセージ。
こういったメッセージを残せる人達もあと数十年でいなくなってしまう。

休憩所。
フィリピンの鳥瞰図、地図、部隊関係等を記した地図などが掲げられている。

その中の一枚、「比島における死亡多発地の概要図」。
この他、「比島近海における日本海軍艦船喪失一覧図」、「第十四方面軍比島方面戦闘概見図」などがあった。

今は亡き「三ヶ根山回転展望台レストラン」提供のベンチ。10年以上前に見た記憶はあるが入らなかった。今は建物すら残っていない。
建物写真

碑文が英語だったので解読不可能であるが、フィリピンの国旗とマリアらしき像から察するに戦没フィリピン人を慰霊するものと思われる。

元中隊長だった人が揮毫した銘文であるが、戦死した人達の多くが思ったであろう一言である。

皇居正門をかたどった近衛歩兵第一連隊の碑。裏側を見てみたが扉はなかった。

いろんな形の碑が並んでいる。

観音像の脇にはよりそうように軍馬・軍犬・軍鳩の供養塔。
ご覧の通り、馬>犬>鳩となっている字の大きさが現金。

展望台から比島観音方面を臨む。
駐車場にはこういった場所で多くみられるミステリーサークル。自分が彼らに言えることは死んでしまえということぐらい。

三ヶ根観音から車で約1〜2分の所にある殉国七士廟。途中とても大きな門柱がお出迎え。

三ヶ根観音は紫陽花シーズンということもあり、多くの参拝客が見られたが、こちらでは老夫婦一組のみ。

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