名古屋市政資料館 その1
(名古屋市東区  2004/5)

名古屋市役所から東に300mほど行った所にある無料資料館。名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所庁舎として1922(大正11)年に建造された。1979(昭和54)年まで実際に使用され、現在では名古屋市の市政や文化の資料館として保存されている。1984(昭和59)年重文指定されている。
今回特集の為に初めて訪れたのだが、重文指定されているバロック調の建造物、社会科資料集好き人間のハートを鷲掴みにする展示物、人気のあまり無い館内、その全てが期待以上のものだった。残念ながら、家族連れ、カップル共にちょっと厳しいものがあるかもしれないが、建造物を見るだけでも訪れる価値はあると思われる。


住 所 名古屋市東区白壁町1-3
(052)953-0051
入場料
駐車場  満車の場合が多い
開館時間 9:00〜17:00
休業日 月曜日・第3木曜日・年末年始
H P




若干切れてしまっているパノラマ写真。見た瞬間に思わず声をあげてしまったほど立派な建造物。


入口付近。車寄せの上には神鏡と神剣をシンボル化した装飾がされていて、「公正な裁判」を表現している。

入口付近から撮影。センスはあっても重厚感がない最近の建造物とは全く趣が異なる。




説明板。

説明板にも記載されている「ハカリ」を描いたステンドグラス。屋根部分にもステンドグラスがはめ込まれており、荘厳な雰囲気。

中庭部分。一階の窓に鉄格子が入っているのに注目。いい景色なのだが、エアコンの室外機が惜しい。

入口から左右に伸びる廊下。写真だけみると学校のようにも見える。

元「地方第貳號法廷(第二号法廷)」の閲覧室。公文書の閲覧ができる。室内にはおじさんがぽつんと一人いるだけだった。

時代がかった窓から眺めた中庭。どの方向にカメラを向けても絵になる。写真がたいした事ないのは腕が悪いから。

 


「壹號法廷」跡の資料整理室。中に入ることはできなかったが、重厚なドアだった。

一階の留置所跡。「個人用」でいくつか部屋があるが公開されているのは一部屋のみ。

 


留置所ドアと内部。奥はトイレ。

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