冠山 その2

登りはロープを使用。ただロープに頼りすぎると重心が後ろに行くので、危ないかもしれない。自分もロープを使用して登ったが、三点支持の練習にロープを使用しなければ良かったと後で後悔した。
岩場自体はそんなに長くない。

頂上から見た冠平とそこから続く尾根。山のヒダはいつ見ても綺麗だなと思う30代二人組だった。

頂上のケルンと三等三角点(1256.6m)。三角点の文字は擦り切れてほとんど読めなかった。
またみえている木の板はとりはずせるので、手に持って記念撮影する人が多かった。
筆皇も手に取って撮影したが、若干公開に躊躇する写真だったのでカット。


 頂上の様子
 山頂からのパノラマ

頂上はそんなに広くないので、ほとんどの人は記念撮影が終了すると冠平に降りていった。自分達も冠平で食事をする予定だったが、冠平には結構人がいたので頂上で食事を摂る事とする。
湯を沸かしだしたとたんに大団体様の登頂があり、頂上は雑然とする。筆皇が頂上の隅に置いていた上着はかなり踏まれていた。二人共気が弱いので文句も言わずにどかした。

頂上についたら、詳しい人にまわりの山々の名前を聞こうとしたが、どうもあまり詳しい人に出くわさなかった。人によって言う事が全然違うのだ。結局良く分からないままだったのが少々残念。

写真中央を横に走っているのが冠山林道。ガードレールもないので、見晴らしは非常にいいが、落ちたら間違いなくあの世行きという、少々リスクの高い道。
あまりサンデードライバーの人は走らないほうがいいかもしれない。景色がいいだけについつい視線もそれがちとなってしまうし…。

11月の1000mオーバーとは思えない程の陽気。風もほとんど吹いておらず、お腹いっぱいになると眠たくなってしまい、少々昼寝。筆皇はかなり爆睡していた。

先程の団体さんは冠平に降りて昼食をとるようだ。見事な人文字「口」を描いて食事する団体さん。
どうやら自分達が食事して昼寝をしている間、ずっと自己紹介をしていたようだった。自分達が冠平に降りた時には長老らしい人が大きな声で吟じていた。

あまり寝すぎて夕方になってしまっても困るので、筆皇を起こして下山を開始する。独標でも思ったが、やはりこういう岸壁は登りよりも下りの方が数倍怖い。割と身軽な筆皇も細心の注意をはらって下る。

下りはロープを使わずに三点設置で下る。若干怖いが、足元をちゃんと確認しながら降りれば問題ないだろうと思われる。
虻が多い所なので、はらおうとして落ちないようにしたい。

冠平の遭難碑。昭和36年11月6日、福井銀行の社員2名が悪天候の為に遭難死した碑。この日は11月8日、若干背筋が寒くなる。

冠平から撮影した、先程の岸壁。あまり前の人と差をあけずに登ると落石もあり、危険。

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