岸根鼻砲台 その2

観測所へ続く階段。
整備されていた時の名残であるポール牧があるので雑草は茂っているが道に迷うことはない。

弾薬庫の説明板。
表題は読めるが、肝心の説明文は全く読めない。

説明板の横に掩蔽部あり。
砲側庫と比較すると少々小さい。

掩蔽部内部。
伝声管もあり、観測所のすぐ下なので弾薬庫ではなく兵舎かなと。

穴があったら撮影したくなる性分なので撮影。死体嫌いなので、「カメラ突っ込んだら動物の白骨死体があって、金切り声をあげる」というシュチュエーションに遭遇すればこの性分も治まると思う。

窓枠下。
漆喰が剥がれてレンガむき出し。思わずペリペリしたくなるが我慢我慢。

観測所へ続く階段その2。
レンガが見えてるのでもう少しだ。

「頑張れ、俺」、誰も励ましてくれないのでセルフ励まし実行。
まぁ、こんな所でいきなり「頑張れ…はっとし…」なんて声が聞こえたら心臓麻痺だけどね。

すぐ正面に観測所、写真中央左に見えるのが待避所。

待避所。
とりあえずしゃがんで中に入ってみる。昔は何でもなかったが、今では膝が出た腹を圧迫して窒息しそうになる。
もしどこかの戦跡や廃墟でしゃがんだまま死んでる中年がいたらきっとそれは自分なので通報だけお願いします。

観測所到着。
雛壇ぽい階段がつけられていて、上り下りがしやすくなっている。


観測所を上から撮影。
後付けの雛壇が少々邪魔ではあるが、観測器を設置する柱もしっかり残っている上、全体的に良好な状態。

前方から撮影。
周りは厚いコンクリートで覆われてる。

観測所の直前、左右に石垣で補強された塹壕が伸びている。

何て言うのか知らないが、西側の終点には木が生えている。
東側も同様の形状だが木は生えていない。

ヤブの奥に公園時代の東屋があった。
結局のところ、この砲台跡がどういうコンセプトで公園化されていたのかがよく分からない。

江田島市と合併後、資金がまわってこずに放棄されたようだが、中途半端な姿だ。

さすが観測所だっただけあって展望は良好。
あれに見えるは大奈佐美島。と言ってもレポートを書いてる時に地図見て初めて知ったのだが。

とにかく周辺全てが寂れてていい感じの砲台だった。

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