桜島 湯之平展望所
(鹿児島市  2010/3)

桜島ビジターセンターにて次の目的地を「火口から一番近い展望台」というふれこみの湯之平展望所へ。
噴火の影響もあって周辺は現在も荒地状態で、すぐ近くに見える御岳以外は寂寥感あふれる風景となっているが、逆にそれだけ山の印象が強く出る感じがする。正直少しくらい噴煙が出てるといいのだが、火山活動中はこの展望所への立入は禁止となるのでしょうがない。
まぁ、せっかく桜島来たなら一度はどうぞ。

結構高い場所にあるので鹿児島市街を臨む夜景はなかなか美しいらしい。

桜島ビジターセンターで火口に一番近い展望台と紹介されていた湯之平展望台へ向かう。

国道224号、通称「溶岩道路」は直線で走りやすい道だが、目に入る景色は左手の御岳以外は流れ出た溶岩が冷えて固まった巨岩と背の低い木ばかり。

数Kmごとに築かれている退避壕が見える。助手席の筆皇に撮影を頼んだがことごとくタイミングを外し、岩と木ばかり写っていた。

なにやらアメリカ映画に出てくる荒野チックな道。空を飛ぶトンビもコンドルに見えてくるというものだ。

湯之平展望所の駐車場に到着。
アスファルトの上にはタイヤ痕が残るくらいの火山灰が積もっていた。

風が強いとハードコンタクター悶絶。

駐車場と展望所をつなぐ階段。
火山灰で滑りやすいので慎重に昇り降りを。雨降ったりしたらすごいことになりそうだ。


標高373mの展望所。記念撮影用のカメラ置場も用意されているが、後ろに関係者用の駐車場があって、大きなトラック等が駐車すると写りこんでしまうのが残念なところ。でも大自然の景色をバックに記念撮影するのなら、石の看板なんて無いほうがいいと思う。何十年後かに写真整理する時に役立つのかもしれないが。

ちなみにこの展望所のある高台も噴火の際にできた寄生火山。


展望所の二階から撮影した御岳。景色だけなら一階よりもこの二階からの方が写りこみが少なくていいかも。
この日は自分達も写りたい集団観光客が多いようで、一階撮影スポットは結構混雑していた。

二階から一階の撮影スポットを撮影。
妙にポーズが昭和チックな人達が多いなと思ってたら中国からの集団観光客だった。

発展著しい中国であるが、こうした点はまだまだ30年前の日本。

展望所二階テラスから見える景色も100年の間に大きく変わったようだ。
噴火のすごさが分かる興味深い説明板だった。

上の説明板で紹介されている景色。
中央の突き出た部分は大正大噴火で流れ出た溶岩によるもののようだ。


展望所二階の床に展示されていた航空写真。左手に火口、右手に展望所が見える。展望所から火口までは直線で2.6kmほど。
大きな口を開けている南岳の右下には埋まってしまっている北岳火口。


北岳と南岳の説明板。
説明板の通りだと、南岳はいわゆる寄生火山の一つと言えるのだろうか。何やら複雑な形をしている理由が分かった。

展望所二階の様子。
若干説明板が置いてあるがちょっと殺風景な室内。まぁ景色メインのスポットだからしょうがないか。

二階から一階に降りる階段には桜島噴火の年表が記されている。これはなかなか分かりやすいくて良い…がこれくらいの年表なら殺風景な二階に充分置けたのでは…。

一階の土産屋。
大河ドラマの関係で竜馬グッズ多数。霧島に新婚旅行に訪れたということで竜馬と鹿児島も無関係ではないが、ちょっとやりすぎ。

まぁ観光地どこでもある話だけどね。

お土産コーナーに置かれていた「フラッシュセーバー」なるもの。

よーく見てみると…。

パッケージの下部には「聖闘士星矢」のイラスト。「うまい棒」のエセドラえもんの類ではなく、もろに本物のイラスト無断使用。
それも星矢、剣使わないはずなのに。

まぁ当然ながらパクリ天国、「Made In China」。キャラの意味なんかも分からず適当に使ったんだろう。
というかこんなの仕入れるなよ…。パクリ企業が喜ぶだろ。

貼ってあった鹿児島観光ポスター。
砂風呂で蒸されてるはずなのに汗一つかかず、涼しげな微笑。


汗ダラダラかいて、化粧落ちちゃって、それでも気持ち良さそうな顔の女性と、その横で無表情に砂をかけるおばさんのポスターなんてどう?臨場感あるでしょ。

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