維新ふるさと館 その1
(鹿児島  2010/3)

西郷隆盛や大久保利通などが生まれた加治屋町にある郷土資料館(?)。西郷や大久保をメインとして幕末から維新後にかけての薩摩藩の動きの過程などを紹介している。メインは地下一階にある「維新体感ホール」で上映される「維新への道」。西郷や大久保など維新志士達の実物大ロボットが登場し、明治維新について色々語ってくれる。若干話しの内容は難しいがロボットの動きでそんなのはどうでもよくなる(かも)。その他の展示も金と手間がかかっており、資料館として好感が持てる。維新好きな人にはたまらないスポットであるが維新に詳しくない人には少々難解すぎるかも。
今回は時間が無くてあまりじっくり見られなかったのが残念。維新好きは見逃すな。


住 所 鹿児島市加治屋町23番1号
(099)239-7700 
入場料 大人(高校生以上)300円 小中学生150円
駐車場  (入出館時にチケット必要、注意)
開館時間 9:00〜17:00
休業日 年中無休
H P

専用の駐車場が用意されているが、施設から徒歩1分程度離れた場所にある。駐車チケットは入館時と出館時に受付に提出する必要があるので車中に忘れないように。


道路から敷地へ入る階段には幕末の薩摩関係の出来事が時系列で書かれている。まぁあまり興味が無い人だったらなんだこりゃということになるが。

維新ふるさと館全景。外観が一階建なので狭そうに見えるが地下もあるので想像より中は広い。

受付で入場料を払って駐車場のチケットを渡す。

恐らく時間の流れを表した「ふるさとゲート」の下をくぐる。最初はただ写真や絵が描かれているだけかと思ったが、液晶ディスプレイになっていて画面が移り変わる。

正直、見難いし入場口ということもあって立ち止まってまで見る人は少ないと思うが、丁寧につくられてるなと少々感心。

「世界を見ていた薩摩コーナー」。
薩摩の交易や国外貿易による新技術導入の過程などが紹介されている。


「日の丸」や「君が代」のルーツについても紹介されているが、「日の丸」と言えば薩摩より小西行長ってイメージがある。

大河ドラマに合わせてここでも龍馬の紹介がされている。
薩長同盟や新婚旅行の件もあって龍馬と無縁ではない鹿児島ではあるが、やはりやりすぎの感は否めず。

西郷隆盛、大久保利通の服を着て記念撮影できるコーナー。
服が西郷サイズ(180cm100kgくらい?)なので、体格が及ばない筆皇が着ると七五三の子供チック。

記念撮影用の西郷人形。
体格のバランスの悪さに以上に違和感を感じるのは有名な肖像画と似ても似つかぬ顔。
西郷隆盛というよりそば屋の親父だ。

西郷隆盛、大久保利通について人格に関するエピソードを中心に紹介している「二人の巨星」コーナー。


拡大画像

こちら大久保利通。
役割が倒幕までというのが多い幕末の有名人の中で、維新から新政府の基礎確立に至るまで活躍した人物。
新しい社会を形成していく上でこうした人物は絶対必要となるのだがだいたい人気は無い。個人的には嫌いでないんだけどね。


拡大画像

西郷、大久保共に頭の上にあるボタンを押すと、合成声で何やら自分の事を話しだす。

「維新学習ゾーン」。
1990年に放映された大河ドラマ「翔ぶが如く」紹介、ロケ風景のビデオが放映されている他、常設的な展示が行われているコーナー。
地味なので客のほとんどスルー。


「翔ぶが如く」の出演者紹介。
青春の真っ只中だったのでちゃんと見られなかったが、大河の中で最も出演者と役のイメージが合ってるドラマの一つ(だと思っている)。主人公〜脇役まで演技力の高い俳優が多いのも特徴(だと思っている)。

当然といえば当然ながら大河で一躍有名になった篤姫コーナーも用意されている。
説明パネルも用意されているのだが、奥過ぎて視力検査みたいだ。

書かないと分からないからね。
要はサイズ変だと思うかもしれないけど、これがオリジナルサイズなんだよということ。

こちらはパネルが手前に置いてあって読みやすい。ただ中々こういったセットでは当時の雰囲気まで読み取るのは難しい。

ずらりと並んだ展示パネル。
観光客向けの割と簡易な説明に終始する資料館が多い中でここはずっしりとした重量感のある展示が多く、ふらりと寄った人には難解、好きな人にはたまらない魅力がある。

「郷中教育コーナー」。
当時の下級武士の家の雰囲気を再現し、薩摩特有の「郷中教育」について紹介するコーナー。
この郷中教育は独特なものなので前知識が無いとピンとこないかもしれない。

何やら光栄(現 コーエー)の「維新の嵐」チックなゲームができるらしいが、時間が無かったのであまりちゃんと見ていない。
他にも客参加型の展示もあるようだ。


ウィキペディアによると日本で最初にアダルトゲームを発売したのはコーエーらしい。
「団地妻の誘惑」とか「ナイトライフ」とかマイコン雑誌に広告が載ってて、中学生にはとても刺激的だったもんだ。


そういやブラスティってアニメはすごかったけどつまらんゲームだったなぁ。SRじゃないPC88でやるにはきつかったしなぁ…。

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