爆釣ツアー 外伝
治ちゃん!斜陽でございますかツアーZ −筆皇独身小隊−
その2

参拝を終えても宿に入るにはまだ若干早いので、ちょっと離れてはいるがほったらかしの湯に行ってみる。
富士山の見える露天風呂。眺望も良く、中々の気持ちよさだが、寒い。入るまでが寒い。湯温も高くないので長湯できるが、出るときがまた寒い。

時間もほど良いので旅館に移動。その間、筆皇の車に常備されているサイコロで賭けをするが、グダグダの空気のまま、勝敗も掛け金もグダグダでどうなったかは迷宮入りする。
入ってすぐにある太宰治資料室。

とにかくテレビっ子の中年達は、部屋に入るなりテレビをつけてくつろぎ始める。
筆皇は、とりあえず自分のノルマとなる旅館の外観を撮りに出かける。

旅館「明治」全体。

旅館「明治」入口。

撮影から戻るとテレビを見続けるクモハとイアンの恰好が微妙に変わっていただけで、動く気配は感じられない。

とりあえず夕飯前にひとっ風呂浴びるために風呂に行く。単純泉だが中々いいお湯。まだ客も少なく撮ることが出来た。

湯気によりとにかくレンズが曇るので中々まともに撮れなかった。なんとか撮れた写真もボヤボヤしててわかりにくい。

夕飯を前に若干の魔闘気をまとうイアン。イアンは豆腐が苦手。それを知らずに筆皇が予約した宿は豆腐の創作料理を売りにする宿。出発時点で言ってはおいたものの、あまりの豆腐っぷりに絶句。

米以外は全て豆腐がらみの料理。
量としてはいい感じなのだが、いかんせん全ての味が薄い。別に豆腐が好きでも嫌いでもないクモハと筆皇も若干飽きてくる。これを楽しむ為には後10年ほど必要。

今にもトランザムシステムを発動しそうな面持ちで、無理やり豆腐を食らうイアン。
が、殆どを残す。

空腹のまま部屋にもどるが、風邪気味のためすぐにダウンしたイアン。運転疲れのためすぐにダウンした筆皇。それを一人淋しくクモハが撮影する。わざわざ旅行に来て談笑も無く即寝てしまうなら、疲れない程度のとこにしておけばいいものを。

いつの間にかクモハも就寝していたが、毎回なのだがとにかく寝るときでも蛍光灯もテレビも点けっぱなしのクモハ。そのために12時くらいに筆皇がむくりと目を覚ます。続いてイアンも目を覚ます。昼間に買っておいた酒とツマミがもったいないので特命係長を見ながら酒盛りを始める。無言で。
そして寝る。
いったいこの旅行の何が楽しくて毎回やっているかわからない。


翌日、帰りの道中クモハが、「お前ら夜中に酒盛り始めやがって。やかましくて寝れんかったがや。」とブチブチ苦言を呈してきた。ほぼ無言だったのにやかましいとはどういうことだ。


とにかく毎回文句しか出ない旅行だが、続けてやる!今度はコンパニオンでも呼んでやる!

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