三菱重工名古屋航空宇宙システム製作所
小牧南工場資料室
その6

今は亡き、東山動物園のモノレールも三菱が作っていたのか。

日本が誇ったプロペラ旅客機「YS-11」の模型。小さい頃何度も見たのだが、結局乗らずじまい。
当時はやはり(当時)最新の767に乗りたいばかりだった。727とかもっと乗っておけばよかった。
製作には東条英機の息子が関わっていたことを「プロジェクトX」で初めて知った。

SST(次世代超音速旅客機)の模型。
燃費や安全性の悪かったコンコルドの課題を克服する旅客機。
残念ながら、時代は未だコンコルドの後継を求めていない。

零戦の足元に置かれていた「九三式中間練習機」の模型。「赤トンボ」の愛称で有名。
戦争末期には、飛行機不足から特攻にも用いられた。

現在のお得意さんである、防衛省関係の展示。
この日、自衛隊(防衛大学?)の人達も見学に来ていた。三菱社員が説明をしていたが、結構普通の学生っぽく聞いていた。想像では直立不動の気を付け姿勢だと思っていたのだが。

奥が「T−2超音速高等練習機」、手前が「F-2支援戦闘機」の模型。
ここでは関係ないが、小学生の頃持ってた本に「F-15」が最強だと書かれていた。技術進歩が激しい現代で、30年たっても第一線で働いているF-15ってすごいものだなと思う。

何やら難しい説明。
残念ながら、見学した数日後にこのF-2が資料館すぐ近くの名古屋空港に墜落した。
「当日だったら良かったのに」とかすかに思ったことは内緒。

上の説明板で説明されている「複合材一体整形主翼」の試作品。結構小さかった。

太平洋戦争で用いられた軍用機のエンジン説明。残念ながら外観で区別はつかない。

「資料を残そう」コーナー。
「資料室では、名航の歴史となるものはなんでも保存しております。職場、或は個人で整理・処分されるものがありましたら、どんなものでも結構ですので、資料室宛お送り下さい」とある。
衝立の裏側なので、よく見ないと分かりにくい。
古めかしい電話やワープロまで置かれてある。「どんなものでも」とあるので、OKなのだろうが、若干首をかしげたくなる一品であった。

それでも中には逸品もある。
これは落下傘。


同じく、「資料を残そう」コーナーに置かれた零戦の銘板類。読んでもよく分からないものもあったが、結構真剣に見た。
これは表に出しても良さそうな気もするのだが。

九九式艦上爆撃機のプロペラ。
各務ヶ原飛行場から発見されたもの。

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