ゆふいんの森号 その1

特急王国、JR九州の人気リゾート列車。九州一の都市である福岡(駅は博多だけど)と温泉で有名な湯布院(駅は由布院だけど)を結んでいる(1往復は別府発着だけど)。全席指定でなかなかチケットがとれないらしい。車両は1989年デビューのⅠ世と1999年デビューのⅢ世があるが、どちらも外見はよく似ていて、共にハイデッカー車。
今回は帰省のついでに乗ってみた。10日前に予約して、1号車2列目だった。

ゆふいんの森号Ⅲ世。
これとよく似たⅠ世も現役だが、オランダ村特急を改造したⅡ世は少し地味だった。
ジョジョでもルパンでも仮面ライダーでも徳川家でも足利家でもⅡ代目は地味、もしくは無名なものが多いのだ。

両生類チックなフロントにはロゴマーク。Ⅰ世はライトがもう少し大きい。

連結器にはミサイルチックなカバーがつけられていた。あまり他の車両と並結はなさそうだし。

二階建車両とまではいかないが、眺めの良いハイデッカー車となっている。

博多駅ではギリギリで乗り込んだので撮影している時間がなかったので由布院駅で撮影。

扉近くにもロゴマーク、車両のあちこちで見られる。

JR曰く、「ヨーロピアン」だが、小学生でも読めるローマ字明記はアン・ヨーロピアン。

扉を内側から撮影。ガラス面積が大きく、開放的な扉となっている。

ハイデッカー車でありながら段差のない連結部通路。
扉はもちろんホームの高さに合わせてあるが、それ以外は車内に段差がないようになっている。Ⅰ世は車両をまたぐ度に階段を登り下りしなければいけないらしい。
扉近くにはフリーペーパーも置かれている。

床は木目調ではなく、本物の木。

扉付近から客室への扉を撮影。リゾート特急ということで、スペースに余裕がある。

扉への階段。車椅子ではちょっと無理だろう。

4両編成中、唯一の喫煙スポット。
二人入るともう満員、自分の様な小心者には耐えがたい時間が流れる空間のできあがり。おまけにごらんの通りのガラス張りなので通る人にジロジロ見られる。
ホルマリン漬けの蛙の気持ちが少し分かったような気がした。

車両連結部通路。
ちょっとした橋みたいな感じ。

しつこく車両連結部通路。
段差がないのでワゴンサービスが行えるらしい。

全車普通指定席のみでグリーン車はない。
それでもゆとりのあるシートで窮屈さは感じなかった。肘掛部分は木、シートの色も落ち着いていてなかなか良かった。

普通車、通路も木。
この車両は老人の団体旅行者で占められていたので写真が撮りやすかった。

2号車。
ちょっと分かりにくいが、奥の部分はプチ個室気分が味わえるコンパートメントとなっていてグループ旅行に最適…といいたい所だが、ビッフェに並ぶ人が列をつくるので、少々うざったいだろう。

自分の座席は1号車の2列目。1列目のOL二人組がどこかへ出かけているうちに撮影した。
客室乗務員が3人くらい乗っていて、観光バスのバスガイドとまではいかないが、挨拶にやってきたりする。

こちらも木目のキャビネット。観光旅行者メインということで広め。

洗面所。木が多く用いられていて良い感じなのだが、通路沿いで丸見えなのが難点。
女性の化粧直しは難しそう。

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