草千里ヶ浜・中岳噴火口 その1
(2007/2 阿蘇市)

草千里ヶ浜は阿蘇の中でも特に人気の景観スポットで、中九州を巡る観光ルートのほとんどに組み込まれている。煙を上げる中岳や牛や馬が放牧されている草原や山によく似合う池など、スケールの大きな景色を楽しむことができる。
一方中岳噴火口では活動中の火山口を近くから見ることができ、迫力のある景色が楽しめる。ただし火山ガスなどの発生も続いているため、火山活動の状況によっては立入ることができないこともある。実際死者もでているため、この辺りは結構シビアで、1歳少々の太郎は近くに噴火口スポットまで行くことができなかった。


日本の山ながら、何か日本の山でないようなスケールを感じさせるスポットで、近くを訪れるのであればやはり抑えておいた方がよいかと思われる。

道路横の撮影用停車場から撮影した草千里ヶ浜。ここからの景色でもそこそこ楽しめるのだが、視界の下部を占める杉が邪魔。

ただ、反対の北側の展望はなかなか良い。奥に阿蘇外輪山、右下に米塚が見える。

かつては火山活動をおこなっていた米塚。現在はなにやらかわいらしい姿となっているが、頂上に見える穴は火口跡。

草千里ヶ浜駐車場。有料で、普通車は410円。食事処や土産屋が立ち並び、観光バスの出入りも非常に多い。
観光バスが入ると、「○○バス入りましたー」と業務放送が流れるのと、歌謡曲のBGMがかかっているのが非常に宜しくない。

とはいえ、とりあえず車をとめ、池の方へ歩いてみる。春から夏の写真を見ると、緑が非常に美しいようだが、訪れた時は残念ながら2月、ごらんの有様。それでも結構美しい景色なのだが。放牧も行なっていない。

池際までゆっくり歩いて10分くらいだろうか。池は雨が降らないと消滅してしまうらしい。

正面に見えるのは烏帽子岳。
記念撮影をする人が多いので、景色をちゃんと撮りたいのであれば、時間か時期をずらした方が良いだろう。朝とか夕方ならば逆に神秘的な風景になりそうな気がするし。

景色など関係なく走り回る太郎。
女性客を見つけると、走り寄っていく。

池のほとりから駐車場方面を撮影。奥の杉の向こうに無料の停車場がある。

女性客を名残惜しそうに見送る太郎。
女性客もムゲに立ち去るわけにもいかないようで、何度もふりかえって手を振ってくれる。きっと内心困っているだろう。

太郎に「将来この子は幸せになるよ」と言って去っていった女性。歩きながら山の気を集めて祈るようなポーズを何度か行なっていた。宗教関係者か占い人か不明だが、客観的に見ると非常に怪しげな人。しかし子供が幸せになると言われて嫌な気になる親は少ない。

噴気を上げる火口。草千里ヶ浜から見ると、わりと低い位置から噴出していて結構迫力がある。烏帽子岳や池の景色ばかり目がいってしまうが、結構お勧め。

別に花粉症ではないのだが、やはり景観的に杉は美しくない。冬でも葉がついてるのは四季感が薄れるし。

有料(普通車560円)の阿蘇山公園道路を使って山上広場へ。太郎がいるので車で来たが、麓から1キロちょっとなので、景色を楽しみながら歩いてくる方がよいかも。


ちなみにロープウェイは片道大人410円。待時間も発生するのであまりお勧めでないかも。

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