越前大仏(清大寺) その1
(勝山市 2006/10/9)
勝山市片瀬50
(0779)87-3300
8:00〜17:00
年中無休
拝観料 大人800円 小中高生400円
駐車場 無料
HP:http://www.geocities.jp/etizen_daibutu/

昭和62年タクシー業で財を築いた故多田清氏が立身出世した恩に報いる為に開創した寺。宗派は臨在宗となっており、平成14年に宗教団体として認証された。公式HPを見ると「過去の歴史に縛り付けられていない無限の可能性を秘めた寺院とあるが、逆に言えば何でもアリという姿勢を持つ。東大寺を意識した大仏殿、東寺を意識した五重塔などが建造されているが、どちらも本家を上回る大きさ。しかし残念ながらスケールは大きいのだが、観光チックな臭いがしすぎるため、あまり寺という雰囲気はない。
非常にバブリーな寺ではあるが、公式HPはYahooの無料スペース「ジオシティーズ」というあたりが泣かせる。

福井での一人旅も終盤戦、若干疲れもあって拝観するかどうか迷ったが、ネタを一つでも増やしておこうと突入。
時刻は16:00を少し過ぎたあたり、400台収容可能な駐車場には10台ほどの車が止まっていた。

「大仏入口 年中無休」、こういった何気ない一言が寺としての威厳を下げていることに気づいた方が良い。

 
通常、ある程度の寺社には門前町があり、お爺さん、お婆さんで賑わうのだが、この新興の寺には当然そんな町は存在しない。バブリーなこの新興寺はそれを作ってしまっている。
俗にいうところの「無いのなら つくってしまえ 門前町」ということである。
ただ、経営者の思惑と異なり、新門前町はあたかも「千と千尋の神かくし」に出てくる町のような雰囲気。というかそっくり。本物見たわけじゃないけどね。

拝観時間まであと1時間の状態で店は閉まっており、道を歩く人はいない。店は寺の意向もあってか中国チックなものが多い。
建物は同一のものがずらっと並ぶ、昭和40年代の市営住宅のよう。

たくさんある休憩所。下手にお茶でも飲もうものなら豚になってしまいそうだ。

この大門の前の建物で拝観料を支払う。通常800円なのだが、夕方ということもあって2割引きの640円になった。
電卓で800円の2割引を計算するおばさんを見ながら、嬉しい反面、複雑な心境だった。

大門前の説明板。
句読点の代わりに2文字分のスペースが意味不明。日本式では従来の寺社に勝てないと思ったらしく、やたらと本場「中国」の雰囲気を出している。
いっそのこと、インドにすりゃいいのだが、それじゃお爺さん、お婆さんは来ない。

3年6ヶ月の年月をかけて作られた仁王像、メイド・イン・中国福建省。

大門の後ろ側。広い境内には何やら工事をしているおじさん2人だけ。

東大寺の大仏殿を意識した大仏殿。日本一の大きさとのたまうが鉄筋コンクリート製。

境内にあった十二支それぞれの御守本尊。うがった目で見ているせいか、戦隊ものの決めポーズにしか見えない。一人多いけど。

奥に見えるのは東寺のそれより大きいとのたまう日本一の五重塔。

大仏殿もでかけりゃ、燈篭もでかい。「鼻がでかけりゃアソコもでかい」と理論は同じ。

ついでに狛犬もでかいが、すこぶるコンクリートチック。石かも知れないけど。

近くまで寄ると、広角レンズでも充分に入りきらない大きさ。

パンフレットや公式HPにおいて、やたらと奈良の大仏より大きいとアピールしている、越前大仏。
高さは17m、石台に蓮台までいれると23mの高さとなる。


こちらも直球だけでは勝てないと、やたら中国の仏像がモデルであることをちらつかせる。緩急をつけたアピールだ。

そして右の壁を見ても、

左の壁を見ても仏像。1281体安置されているとのこと。

パンフレットには高さ1m余の小仏像が…とあるが、上の段に行くほど仏像の大きさは小さくなっている。遠近法マスターの仕事だな。

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