二川陣地壕群(第73師団陣地跡) その2

山のあちこちで見られる交通壕。
灯りが無い状態でも壁を伝っていけば、監視所や壕に行き着くことができる。
年月も経っているのでだいぶ埋まってしまっているが、この壕の中を伝っていけば、壕等を見ることができるはず。

崩れた壕跡。入口付近にコンクリートの門らしきものが見られた

山の尾根を横断する為の壕。

壕入口にはもちろん交通壕が来ている。

深さ1mほどの交通壕。

口から中を撮影。
尾根を横断するだけなので、それほど長くなく、奥からは光が差している。入って入れないこともないが奥が知れているので入らなかった。

反対側の口。
コンクリートで補強されていないので、尾根を直線で結ぶのではなく、緩い「U」の字型に彫られている。

監視所らしき窪み。
かなり埋まってしまっており、説明がなければ見過ごしていた。

道から少し下った所に見られるT字型の壕。奥には交通壕が見える。

交通壕も木が生い茂り、そのままここを歩くのは困難。それでも伝っていけば、最初の指令壕に到達できるはずとのこと。

3箇所あるコンクリート壕で唯一現存しているもの。通気口がないので、砲撃用ではなく、監視用ではないかとの説明。

他のコンクリート製壕は、戦後に鉄筋などをとるため破壊されてしまっているが、ここは鉄筋ではなく、木筋・竹筋だったので、破壊も途中で止まっている。

木筋が通っていたであろう穴。

それでも結構頑丈。
100人とは言わないが、乗れるだけの人数が乗っても大丈夫だろう。

しつこいようだがここにも交通壕。

海側部分が破壊されてしまって分かりにくいが、内側の奥に窓枠らしきものが残っている。上陸した敵軍を監視するためのものらしい。

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