サイパンB29ダイビングスポット(川西二式飛行艇) その1
(2006/3/12)


サイパンの有名なダイビングスポット「B29」。海底には大きな翼、プロペラ、砲台などが現在もその形を残したまま沈んでおり、観光客目当てに「B29」などと勝手に命名されている。しかし実際にその姿を見せているのは旧日本帝国海軍機「川西 二式飛行艇」であり、観光客のほとんどが日本人で、日本の統治下にもなっていたサイパンとしては何とも情けないネーミングとなってしまっている。


水深約10mの海底で見られるのは、プロペラ、翼の一部、砲台と無数の残骸で、胴体や尾翼などははっきりと見ることはできない。しかし「沈船」スポットと比較して透明度が高く、ダイバーも少ないようなので、じっくり見学するにはこちらの方が見やすいかもしれない。


上の写真は「Keyのミリタリーなページ」さんからお借りしたもの。機の詳細なデータは二式飛行艇のページを見てもらえればと思う。また詳細な機械はとんと分からないので、コメントをほとんど入れず写真だけの紹介とした。
もし「これは○○の部品だ」と分かる方がいれば連絡をいただけると幸い。

海に潜って最初に見えてきたのは墓石そっくりな慰霊碑。当然日本人による日本人の為の慰霊碑だと思っていた。

しかしガイドによると韓国人による慰霊碑であるそうで、実際銘文にもそう記載されている。
背後には無数の破片が散らばっている。


拡大写真

海底に向いてプロペラ。

何やら滑車のようなものも見える。

メーターかなとも思ったが不明。

スロットルらしき部品。

機首の銃座。
胴体が原型を留めていないのにこの部分だけは妙に原型を残している。

機首銃座についてはthorさんから御教授いただきました。ありがとうございます。

背後には胴体パネルらしきものが落ちている。

銃身アップ。

銃座内部。
中に入ってみたかったが、壊してしまうといけないのでやめておいた。

翼部分。
こちらは原型をよく残している。

ハシゴらしき部品。

翼表面。

同じく翼。分かると思うが写真右側が前方。

翼。

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