常滑市大野町界隈 その2

かなりつらい経験をしたらしく、その痕跡がスプレーによって記されている。

軒先に吊り下げられたザル。干物でも干しておいたらおいしそうだ。

漁港付近の家々。
昭和30年代の景色。別に40年代でもいい。

堤防から大野の町を見渡す。左手の高いマンション以外、きっと長い時間大きく変わっていない景色なのだろう。

元たばこ屋。
現在は営業していないが、昔近所の看板娘だったお婆さんがちょこんと座って店番でもしていたらよかったのだが。

とても車じゃ入れない路地。それでもこの道に向かって玄関を開く家もある。
やったことないが、ベーゴマが似合う路地だった。

火の見櫓。
ちゃんと鐘も備わっている。高所恐怖症の自分には絶対に不可能な任務。

尾張大野元気村事務所。
大野町の観光案内所だったようだが、ごらんの通り、カラ元気となっている。

世界最古の海水浴場と宣伝されている大野海水浴場では一匹の猫がお出迎え。

「ついてこい」とばかりに一声鳴いて歩き出すのでついていった。

彼曰く、ここが暖かいらしい。

ダイナミックなシャワー設備。
かつては知多半島有数の海水浴場だったここも、内海や若狭に客をとられてしまい閑古鳥らしい。


「世界最古の海水浴場」と地域は必死にアピールしている。

なんとも寂しく狭い休憩所。

そして遠くには工場群。そこそこ綺麗なのだがやはり海水浴イメージをそがれてしまう海岸だ。

徒歩では少々きつい距離ではあるが、大野城という城もある。
標高50mの丘の上には建てられている模擬天守からの眺めは格別。ただし日没時間には閉じられてしまうため、夜景や夕焼けを見ることはできない。
カップルの方々、残念でした。


江戸幕府二代将軍秀忠の正室がかつて嫁いでいたのはこの城の城主佐治氏。

天守下から撮影した日没前の海。


しつこいようだが、カップルがイチャイチャできる模擬天守からこの景色は見られない。

こちらは大野町から北へ600mほどいった所にある大草城。信長の弟が築いたが未完のままだった城。
大野城ほど高い場所にないので模擬天守に登っても景観はほとんどない。

ただ、城跡は尾張藩によって管理されていたため、遺構はよく留めている。城マニアからすれば大野城より大草城の方がよいかも。

大草城から大野城模擬天守を臨む。

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