伊豆(南伊豆・石廊崎その他編) その1
(静岡県 2005/1)

せっかく半島に来た以上は訪れたいその先端、ということで伊豆半島の最南端石廊崎と下田などで紹介しきれなかったマイナー観光地などをレポート。

大観光地である伊豆半島なので、駐車場から歩いて数分でその先端に行く事ができると予想し駐車場へ。5時少し前で有料駐車場も無料解放されていた。他にお客さんはバイク乗りの2人だけ。


まぁ歩いて数分だろうからと、余裕をかまして歩き出すも、急坂を登ってもなかなかその先端に到達することができない。写真の通り、海は見えるのだがその岬らしき場所は見当たらない。これはもしかして日没と共にピンチになるのでは…、と急ぎ足、と同時に息が切れ始める。

しばらくいくと「石廊崎ジャングルパーク」へ。地図でその存在は確認していたが、入場するつもりは全くなかった。
したがって自分を狂喜させるプチ廃墟となっているとは知りもしなかった。写真は売店・軽食コーナー跡。ジャングルパーク本体も潜入してみたがったが、関係者の車が止まっていたのでやめておく。

窓際のサボテン。1年以上前に閉園になったようだが、元気のようだ。中が荒れていないことから考えると、最低限の保守などはされているのだろうか?
壁にかかっていた時計も動いており、時間もほぼ正確だった。


中をじっくりみていたせいか、突然現れた関係者に声をかけられた。潜入しなくてよかった。

初代は明治初期に建造されたが、その後嵐で大破したため、現在は昭和8年製の二代目。


断崖の上に置かれているシュチュエーションは最高で、灯台50選にも選ばれているが、そのずんぐりむっくりした形状はあまり美しいとは思えない。

灯台脇をぬけて岬へ。日没前で付近に人影はない。海を見ると何やら恐怖心のわく自分としては、その寒々とした風景はイジメに近い。

道は一気に狭くなり、厳しく曲がりながら急階段へ。高所恐怖症の自分としてはもういっぱい、いっぱい。

階段はそのまま石室神社へ続く。
下調べ不足で神社があることすら知らなかった。もちろんこの時間では人の姿は見えず朱印はもらえない。その前にパニくっていたので、そんなことを考える余裕すらこの時にはなかったのだが。

神社は千石船の帆柱で支えられているということを後で知った。床の一部は強化ガラスになっており、その帆柱も確認できたようなのだが、知っていたところで写真までとれたかどうかは疑問。


神社脇を抜けると最南端となる岩礁がある。写真のとおり一周ぐるっとまわる道が整備されている。

上の写真後ろあたりにあった祠。
強風と高所、その要素は自分に記憶を残す余裕を与えなかった。つまり写真を撮った記憶すらないということだ。

最南端部分からあちこち写真を撮影。
奇岩が多く目を楽しませてくれたが、足元はほとんど見ないようにしていた。

入り組んだ岬。やはり単調な海岸より見応えがある。

夕陽がきれい。


実際は薄暗い中、強風でカメラがぶれてしまい、かなり撮りなおしをした。

南端の岩礁部分から撮影した石室神社(右側)。帆柱が写ってないか撮った写真を見直したが残念ながら写していなかったようだ。記憶がないので他人ごと。

岩礁最南端部分。
強風と打ち寄せる波で飛沫を浴びる。
撮影していると駐車場で見かけたライダーカップルが訪れる。人が写真を撮ってあげようと声をかけたのに断られる。高そうなカメラだったので、素人には触らせたくなかったのだろうと邪推。

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