愛知県埋蔵文化財センター その2

清洲城下から発掘された安土桃山時代の鉢や茶碗。信長使用の茶碗とかならリスクをしょってガラスケース割りするところだが、信雄のならいらない。


松崎遺跡の土層断面図。実は結構土層断面図を見るのは好き。
中央を斜めに走る層は「土器層」。

甚目寺町の大渕遺跡で発掘された井戸の外枠。平安時代のものらしい。

説明板にあるとおり土留めの遺構。


弥生時代後期につくられた土器。ベンガラを用いて赤く染められている。
その姿から古代ギリシアのクレタ島で発掘される宮廷式土器(パレススタイル土器)と呼ばれるらしい。確かにいわれてみるとそんな雰囲気もある。

天正地震(1586年)の噴砂跡。残念ながらよくわからない。

主に展示室に展示されている埋蔵文化財であるが、土層断面など受付の前に展示されてあるものもある。これもその一品で、名古屋城三ノ丸遺跡の土塁断面図。


説明板には土塁の作り方が説明されてあり、転記。
(1)旧地表の上に灰白色土などを敷き固め基礎にする。
(2)地山と黒色土を交互に盛り、小山をいくつか作る。
(3)小山の間や上部に土を盛り、平にする。
(4)さらに盛土する。

朝日遺跡の貝層断面。
淡水産のオオタニシ・マガキの他、海水産の蛤・牡蛎の貝殻の層が見られる。

名古屋城三ノ丸遺跡の薬研掘断面。
説明板に記載されてなかったので良く分からないが、おそらく「那古野城」時代の掘跡。

この薬研掘断面はなぜか二つ展示されてあった。ソファーの椅子との対比でその幅と深さがイメージしやすい。

高い天井と大きな扉。最初は特別展示室かと思ったが、保管庫らしい。残念。

一階の箱詰め埋蔵物の横に展示されてあった、朝日遺跡産の人骨。入るときは期待に胸ふくらんで気付かなかったが、少々傷心の帰り際に見つけた。
男性の骨で身長165センチ、自分と同じ身長だ。残念ながら自称であるが。

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