五色園 その2

酔拳のお返しにと負けるはずのないジャンケン勝負を挑む筆皇。
敗れた男性の驚愕した表情が新鮮。

その驚愕の表情のまま反撃の掌底(しょうてい)攻撃、直撃筆皇。

桜の名所とは思えないほどシダ系の植物が目に入る。なにやらジュラシックパークを彷彿とさせる。

「桜ヶ池大蛇入定の由来」
一つ一つ、丁寧に物語が記載されているのだが、漢字が多いので躊躇。
このようなスポットが20近くあり、徒歩では1時間ほどらしい。


ちなみに下方に見えるのが大蛇らしい。自分には「日本むかし話」のオープニング龍に見えた。

食べられると思ってとってはみたものの、食べられない事が分かって放棄したとみられるキノコの残骸。
あまり人が通らないので、食べていたら白骨化は免れない。

見たのは小学生以来と思われる女郎蜘蛛。これがあちこちに巣をはっていた。
昔、おじさんが夜に蜘蛛を殺害し、それをとがめた婆ちゃんが夜中にうなされていたのを見てから、蜘蛛は絶対に殺すのはやめようと心に誓った自分。セミやトンボを文字通り、虫けらのように殺していたのだが蜘蛛は別格なのだ。

 


親鸞聖人らしき銅像。となりの少し小さいサイズの像は字が読めなかったので不明。

上の右側の像の台には鍵のかかった扉があった。なにやら遺跡っぽくて興味津々だったが、罰があたると嫌なので一切手を触れず。

縁結び弁天財女像。
ここの像は野外ということもあって、そのほとんどがかなり痛んでいたのだが、この像だけは妙に綺麗だった。

流れがないのに妙に透明度が高い池。どこか湧き水があるのかもしれない。

老女が川を渡って去る親鸞に「形見を!」と請うたところ、対岸からさらさらと文字を書く、すると…。

老女の持ってきた布に「南無阿弥陀仏」の文字が!という話らしい。
若干「勝訴!」というふうにもみえなくもないが、怒られそうなので黙っておこう。

すべり台やジャングルジムを備えた公園もある。ただし下はかなりぬかるんでおり、下に降りたとたん靴はぐちゃぐちゃになる。

廃休憩所。廃マニアの心を鷲掴み。
我ながらなぜこんな廃墟で心がときめくのかが不思議。

大安寺本堂近く、「日野左衛門門前石枕」のシーン。
勝手に涅槃シーンだと思っていたら、違っていた。一夜の宿を求めたが断られ、雪の降る中で石を枕にして眠る親鸞。
人間の上下関係が少し露骨に分かるシーンでもある。

五色園墓地。10月としては暑かったこの日、プチ入道雲も見えた。人が少なかったのは良かったが、果たして充実していたかと問われると少々返答に困る一日だった。

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