筆皇駒ケ岳アンニュイ登山 その1
(長野県駒ヶ根市  2004/9)

第1章 「下調べが足りないんじゃなくって?」


ちょくちょくはっとしに連れられて登山をしていたが、一人旅もマスタークラスになったことだし「いっちょやってみるか」と自惚れを隠さずに一人で登山に挑戦することにした。もちろん気分はアルピニスト。
硫黄岳縦走未遂からブランクがあるのと、次回の3000メートル級登山の練習も兼ねて、今回は2時間程度で登頂できるうえに有名な山にしようと思い、中央アルプスの木曽駒ケ岳を選んだ。木曽駒ならロープウェイで登ったところから山頂までの平均タイムが2時間ちょい。欲張って宝剣岳→中岳→駒ケ岳の縦走コースを行くことにしてみた。

車内を登山使用にして車中泊の準備もOK。快適なベットは車中泊を心地よいものにしてくれること請け合い。

とりあえず公式ポーズで自分の守護霊と開会の挨拶。

木曽駒はロープウェイ乗り場までは一般車が入れないので路線バスで行くことになる。菅の台バスセンターには駐車場があり、トイレもあるので車中泊はここで。
一番心配だった天気も回復しつつある。一度、6時に起きたが雨が凄かったので再び夢の中へ。

ただ、山間地はまだ天気は良くなく、バスの運行見合わせ状態。

車中泊していた登山客の車。シーズン中は平日でもここには駐車することが出来なくなるほどらしい。

8時に再び目覚め、まだバスが動いてなかったので中央アルプス観光に電話で聞いてみたら「天候回復のため8時40分に開始します」との返答が。急いで用意してみると既にご覧の通り。

ロープウェイ往復2200円・バス往復1600円・駐車場代1日400円。
バスでロープウェイ乗り場までは約40分。冬季も運行しているが本数は激減するらしい。

しらび平ロープウェイ乗り場で順番待ちする観光客。9時40分発。

千畳敷ロープウェイ乗り場までは約8分。雨は止んでいるが風がものすごく、ゴンドラが若干揺れているのが恐い。菅の台の駐車場は晴れ始めていたが…。

千畳敷カールに到着。標高2600メートル。さて、絶景の写真でも…

な!何ぃぃ〜!!

なんだとおおぉぉ!!
曇りすぎだろ!
ってか、雲だろ!それ!

ここまで来たのでとりあえず記念撮影。観光客のおじさんに頼んで撮ってみた。
他の登山客をみるとみんなカッパを着ていたので自分も着てみた。とりあえず登ってみようかなと。
11:00(と思われる)

この時点でものすごい風。運ぶ足が流されるほど。

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