木曽町(旧木曽福島町) その2

木曽福島と言えば、「関所」。詳細は別ページで。

この近辺では中心的な町なのだが、それでも人口は8000人弱。昔は1万人を超える人々が住んでおり、映画館もいくつかあったそうだが、現在ではお約束の人口減少中。岐阜県得意の市町村合併も見えてきている。

世界最初のコンクリートローゼ桁橋である大手橋。詳しい事は良く分からないが、ローゼさんが考え出した方式で、このようなアーチを用いた橋の事をいうらしい。

木曽郷土館の敷地内にある「夜明け前」の歌碑。肝心の郷土館は閉まっていた。


8:30〜17:00
入館料:100円
水曜・日曜・祝日・冬季休館。


訪れたのは8月13日(金)、なぜに休館…。

それならばと訪れた木曽福島町郷土館ではこんな仕打ち…。


さらにそれならば、この郷土館の裏山は福島城跡なので、城散策だと思って歩き出すと…。

この仕打ち…。まるでマンガだ。

興禅寺にある木曽義仲の墓。旧日義村の徳音寺にも義仲の墓はあるが、ここ旧木曽福島でも見られる。一日で同一人物の違う墓を見るのはこれが初めて。遺髪がおさめられている。

木曽家代々の墓。義仲戦死後、長男は頼朝に切られたが、三男が家名を継いだ。後に武田家滅亡のきっかけとなる木曽家の裏切りはこの子孫。木曽家は秀吉によって下総移封後、江戸初期に取り潰されてしまうが、その重臣だった山村家は代官としてこの地を支配した。

木曽町福島は国道19号線が通じている町であるが、この道は結構混む上、ソースカツ丼と温泉目当てに大好き国道153号線にスイッチする。スイッチには山間国道365号線で権兵衛峠を抜ける。
国道365号は有効なルートではあるが、林道に毛が生えたような道で、狭い上にカーブも多い。したがって通過する車もさほど多くない。現在新道を通すべく工事中。

新道は当然トンネル越えとなる、地元にとっては便利になるだろうが、観光客としては少々寂しい気がするのも確か。

今回タイヤが競技用大事大事タイヤ、スワンパーなので、カーブであまりスピードが出せないのが少々残念。
山間部ではよくみられるが、あまり国道とも思えない道。

権兵衛峠の駐車場。駐車スペース、トイレ、展望台が設置されている。自分が訪れたのは夕方の5時くらいだったが、他に2台ほど車がいた。
写真は伊那側を向いて撮影。




権兵衛峠からの展望。夕方なので少々ガスってしまっているので、南アルプスはかすかにしか見えない。晴天の早朝等はかなりいい感じに見えると思われる。

振り返って木曽側を向いて撮影。車を停めるのが面倒だったので素通りしたが、この峠から伊那側に少し降りた所の方が展望は良いかもしれない。

峠道でたまに見ることができるミステリーサークル。

峠を降りて伊那側へ到着。この後駒ヶ根で、相互リンクさせてもらっている「茶そばいながき」さんの所にソースカツ丼を食べに行った。あまり旅先でいいものを食べようという欲求が無い自分ではあるが、飯田以北に上がった時は必ずといいほど寄らせてもらっている。


さらに南下して飯田の温泉「湯里湖」へ。ガイドマップ等にも多く掲載されている有名な場所。20歳くらいの時からちょこちょこ行っている。オヤジさんが結構ウンチク多い人なので、毎回目を合わせないようにしているが、湯自体はかなり気に入っている。男風呂にしかないが、ぬるい浴槽で1時間くらい寝るのが好き。
温泉を出た後は大好き国道153号を爆走して名古屋へ戻った。

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