藤原岳 その1
(三重県いなべ市 2003/12)

2003年最後のプチ登山。前回の御在所プチ登山に吹雪とは言えロープウェイを使用してしまい、そのリベンジ代わりに決行した。自分の仕事の都合で前日出発が非常に遅くなってしまい、現地で寝坊+またもやの吹雪+装備不十分という、「山をなめている」としかいいようがない行いにより、すこぶる厳しいプチ登山となった。

神武神社手前に無料駐車場が整備されており、ここに車を停めて出発。この駐車場のトイレはこの時点ではまだ下水道整備がされておらず、使用できないので注意が必要。
何人かの登山者が登っていくのを傍目に準備をしていると、藤原岳に年間10回ほど登るというおじさんに話しかけられる。この辺りには雪はないが、頂上付近は凍っているかもしれないとの事だった。
御在所で吹雪かれたので余裕だと思っていたが、肝心な事を忘れていた。御在所は新雪のサラサラ雪だったのだ…。

案内板でコースを確認。既に強風が吹いており、雪も降ってきた。


 案内板

麓には積雪は無かったが、三合目辺りまでくると少し積雪が見られた。最初の20分ほどの歩行は非常に苦しい。

四合目。雪が若干深くなったが、体が慣れてきたこともあって快調。風は強いが気温が高いこともあって歩いていると汗ばむほどだった。

木が邪魔であまり景観はまだよくない。頂上まで行くとかなりパノラマらしいのでそこまで我慢。

五合目。依然快調なペースで登る。筆皇もまだまだ元気。

五合目を過ぎた辺りから天気は急変。視界が一気に狭くなるわ、雪もガンガン降るわで頂上パノラマが心配となる。

七合目。更に雪は深くなった上に積もっている雪は凍結しており、若干ペースが落ちる。石がゴロゴロしている上に道が狭いのでスノーシューが使用できない。やはりアイゼンは必須だった…。

なんとか八合目到着。この時だけ一瞬天気が良くなる。


 案内板

自分達の前にかなりの人が歩いているはずなのだが、降ってきた雪でどんどん足跡は消えていく。

自分達は表道から登山したが、裏道である聖宝寺と八合目を越えた辺りで合流する…筈だったが裏道への分岐点が見つけられなかった。

だいぶ標高は上がってきたのだが、相変わらずあまり展望がよくない。

雪が深くなり、岩の露出はなくなったが、踏みしろが狭くてスノーシューは依然使用できない。雪は固く凍結しているので非常に歩きにくい。体力激減…。

とは言いつつ、雪でできた自然のエッジが見事だったので撮影。

藤原岳は石灰岩で形成されている山で、積雪がなければゴロゴロしている石灰岩が見られるはずなのだが、この積雪では九合目直前でやっと見られる程度だった。せっかく「中部の秋吉台」を堪能しようとしていたのだが…。

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