展海峰 その1
(佐世保市 2012/1)

長崎県佐世保市、平戸市にまたがる国立公園「九十九島」を景観できるビュースポット「九十九島八景」の一つ。
HPなどで調べると、八景のうち「石岳展望台」というのが有名だったのだが、戦跡めぐりの関係で一番近いここをチョイスした。
他の場所をまわってないので比較できないが、天候もよく、期待していただけの展望が得られ、満足できた。

展海峰駐車場。
週末+昼+快晴ながら、シーズンオフのせいか、駐車場にはほとんど車は見られず、土産屋の子供が腹ばいスケボーで遊んでいた。

ちょっとやらせてほしかったが、親がいたので声がかけられなかった。

駐車場のドラえもん(仮)のアイス販促イラスト。

しずちゃんのクオリティをみる限り、ドラえもん(仮)にヒゲを書き忘れているとは思えないので、著作権対策なのだろう。

絵的にはアニメよりマンガの影響が大きいようだが、のび太のハネっ毛が3本なのはやはり著作権対策だろうか。


九十九島八景図の看板
今回紹介する展海峰のほか、船越、石岳、弓張岳などが有名。
場所の選択も大事だが、景観鑑賞の一番大きなウェイトは天気だということは言うまでもないが。


展海峰の説明板。
ウィキによると、九十九島の展望台の中では比較的新しいものらしい。
中央の照準マークみたいな部分は花壇。なんとなく、展望より花壇に力が入ってる雰囲気。

春に菜の花、秋にコスモスが咲き乱れるとあるが、この日は完全にシーズンオフ。

したがって、一面の花畑が一面普通の畑状態。

いつまでも畑を見ててもしょうがないので展望台に向かって歩く。
戦跡数ヵ所を歩きまわった後なのでこの程度の勾配でも心臓と肺と膝と足裏と脇腹と頭皮にくる。

東屋付近から花壇を撮影。
やっぱり花がないと、ただのモンスターボールか、ナスカの地上絵もどき。

登り切ったところ。
公園の滑り台みたいなのが展望台。

駐車場には自分の車以外止まってなかったので、やはり先客もいない。

「展海峰」というネーミングとだだっ広い駐車場と軽く著作権違法イラストの割にはしょぼい展望台。

展望台からの景色。

建造物は何か変だが、さすがに景色は良かった。

同じような写真でアップしてないが、ここだけで50枚くらい写真を撮った。


名前がわからないが景色のいいところでよくみかけるもの。展望レリーフとでもいおうか。

こちらも観光地でちらほら見かける歌碑。
音符が読めないので、8ビートなのか、バラードなのか、盆踊り調なのか全く分からない。

とはいえ、8ビートだと言われても意味が分からないのだが。


頑張って撮影したパノラマ写真。島好きの自分としては心躍るのだが、無人島ばかりじゃちょっと。


予定していた戦跡めぐりも無事に終わり、景観の良い場所でのんびり。こういう気分の良いときは人に親切にしたくなるというものだ。
ということで、いつもは気配消してもこれでもかと頼まれるカメラのシャッター押しを自主的にやってあげることにする。

…が、人がいない…。

「あの島くれないかなあ。」
のんびり小島を凝視してると若いカップルがやってきた。観光地で一番よくシャッター押しを頼んでくる人種だ。
さあ、私に頼んでもいいぞよ。

・・・

なんでセルフタイマーで撮ってるんだろう。普通、人に頼むとこだぞ。

中年一人男が怖いのと思って、微笑んでみる。

「ニンッ!!」。

あぁ、なんで急にいそいそと帰るんだろう。

その後一時間ちかく滞在し、その間数組のカップルがやってきたが誰も声をかけてこない。

少しヤンキーチックなカップルが来たときなど、勇気を振り絞って

「シ、シャッター、を、をしましようカアアっ」

と声をかけたが、軽く涙目だったせいか、ヤンキーとはおもえないほど丁寧に断られて逃げられた。


仕方がない、怖いおじさんは帰るとしよう。自分にびびってた皆の衆、リラックスしていいぞ。
この日の空回りで、気弱な中年男がヤンキーに勝つための奥義が分かった。

1. 仲間が呼べない僻地で
2. 泥だらけの服をきた
3. 坊主頭の
4. 単身中年が
5. 奇妙な薄笑いを浮かべて話しかける

これだけそろえばライトヤンキーにも勝る恐怖感がだせる。
人に恐怖を与えるというのはなかなか気分がいい。ヤンキーが無駄に威圧感を出そうとする理由が分かる。癖になりそうだ。
いつも会社でヘコヘコしてるあなた、ぜひ一度お試しあれ。

車に戻ってから、もう一つ要素があったのに気付いた。

6・そしてその中年男のチャックは全開

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