御首神社 その1
(大垣市  2009/2)

たたりで名高い平将門を祀った神社で読みは「みくびじんじゃ」。
乱に敗れ、京でさらし首になった将門の首が関東恋しさに飛んで帰ろうとしたが、乱の再発を恐れた人々の祈願によりこの地の隼人神が弓をつがえて射落とし、首が落ちた地に創建されたという由緒を持つ。その名の通り、「首」から上に後利益があるとされており、首の病気平癒の他、「頭」が良くなるということで合格祈願に訪れる人も多い。今回は父親が首の病気なので嫁の勧めで訪れた。


将門というと「たたり」というイメージが強く、そもそも神として祀られているのもそこを恐れてのことであるが、同じ「たたり神」でも菅原道真は大宰府天満宮をはじめ各地で「学問の神」として祀られている。すこぶる不公平だ。

もっと地味かと思ったていたが、訪れてみると参拝客が途切れることなく訪れる神社だった。

本殿。
心なしか真ん中部分が口を開けた顔っぽく見えないこともない。俗にいうところの「3点の原理」だが。

訪れた老夫婦。
夫人は普通の感じだったが、旦那は二礼二拝の最敬礼。なかなか自分ではできないが、見ていてすごく清らかな気分になる。

社務所。
お守りや朱印など一通り手に入れることができる。とりあえず父親に送るためのお守りと絵馬を購入。
絵馬を奉納したのは多分生まれて初めて。我ながら孝行息子だ。まぁ嫁に言われたからだけど。


ちょっと読みにくいが由緒書の説明板。
この他、崇徳天皇・早良親王あたりもタタリ神としてまぁまぁ有名だ。さらに名前だけ聞いてもピンと来ないが「ナゴの守」は「タタリ神」として更に有名。

インパクトのある絵馬といえば田縣神社のチンポ絵馬や間々観音のおっぱい絵馬などエロティカル系なものを思い浮かべてしまうが、ここの「首(それも矢で射られてるバージョン)」も大層インパクトがある。。
単独だとそれほどでもないが、これだけ並ぶと壮観。


ただこの不況下、リストラに怯える人は心臓に悪いかもしれない。

頭に矢が刺さってるような狛犬を期待していたのだが、さすがにそれはなかった。

屋台の栗饅頭をほおばる太郎を撮ろうとカメラを向けると結構なお歳のおばあさんもファインダーに入った。


人生の縮図みたいだなと思いつつシャッターを切った。

「帽子等(首上に関するもの)」と書いてある。
そう書いてある以上、絶対にヅラもあるはずだと目を皿のようにして探したが見つからなかった。

仕方ないので自分が使ってるの奉納しようと思ったが、まだ使ってるからやめといた。


でも帽子とは言え、やはり頭に関係するものがずらっと並ぶと少々気味が悪いのも事実。

太郎ほど出番が無い長女ハル。
女の性か機嫌が悪いとマンドラゴラみたいなものすごい金切り声をあげる。

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