酒船石遺跡 |
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斉明天皇の「両槻宮」と推測される遺跡。
平成12年に発見された亀形石石造物は導水施設となっており、何らかの祭祀に使用されていたとみられている。
これらの施設はその出土品から7世紀中頃から平安時代までの約250年間の長きに渡り改修を重ねながら存在していたらしい。公開されているのは天武天皇期ころ(7世紀後半)に造営されたものの遺構。
民俗資料館内のビデオではミソギを行っている様子がCGで見られる。
上の写真:
手前から、亀形石造物−小判形石造物−砂岩湧水施設となっている。石造物のまわりは石敷のテラスとなっている。
下の写真:
砂岩湧水施設の方から撮影。奥に階段状の石垣が見られる。
観覧料金 大人300円 子供100円
見学時間 9:00〜17:00 |
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平成12年に発掘された亀形石造物。
民俗資料館のビデオではこの中に坐ってミソギをしていた。右の鼻のほうから導水される。 |
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亀形石造物の鼻先にある小判形石造物。小判形とはかいてあるが、残念ながら雪隠を彷彿させる。 |
酒船石 |
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もともとは酒を調合するのに使用されていたと考えられていたが平成12年に上記の亀形石が発見されたことから庭園施設の一部であったという説が有力となった。
なんとなくナスカの地上絵に似ている。ナスカと飛鳥も似てるし…。 |
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後世になって石の一部が運び去られてしまったが、これはその跡。矢穴と呼ばれるタガネのような工具跡が残っている。 |
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遺跡から酒船石に向かう途中で見られる、平成4年に発見された石垣。説明板によると、人工の丘陵地に花崗岩で基礎をつくり、その上に擬灰岩室細粒砂岩(??)の切石を積み上げてあったとある。
現在は崩れた切石の一部を積み上げて復元してあるのだが、説明板を読まないと家庭用菜園っぽいその外観に惑わされてしまう。 |
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