明日香寺

596年に創建された日本最古の寺。塔を中心とした大伽藍を形成していたが2度の火災により荒廃した。現在の寺は江戸時代に再建されたもの。本尊の飛鳥大仏は606年に造られた日本最古の仏像。

 

日本最古の飛鳥大仏。古い時代の仏像である為、表情が他の寺と比べると若干異なる。細面で何か表情に豊かさを感じた。右頬の修復跡が痛々しかったが、絆創膏みたいで親しみがわいたのも事実。
光の関係ではあるが右から写した写真と左から写した写真では表情が異なって見える。

飛鳥寺の中庭。けして広い庭ではないが雰囲気があった。南北朝時代の石灯籠などがある。

飛鳥寺の前は狭い道の為、相互通行用の信号がある。ごらんの通り赤信号が4分、青信号が20秒。

ご存知大化の改新で首をうたれた蘇我入鹿の首塚。飛鳥寺の西にある。
甘樫丘という蘇我氏邸宅のあった丘が背後に見える。
蘇我氏はもともと大陸からの渡来人であったと思われる。蘇我氏は天皇の外戚として物部氏との権力争いに勝利し、意にそぐわない崇峻天皇を暗殺するなど権勢をふるった。
ちなみに上で紹介した石舞台古墳は大化の改新で暗殺された入鹿の父馬子のものと伝えられる。馬子は入鹿が暗殺されたあと自刃している。
また蘇我氏に滅ぼされた物部氏は徹底的な仏教排除論者であったため、もしこの争いに勝利していたら日本の宗教はまた変わったものとなっていただろう。

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