京福電鉄 永平寺線跡 その1
(坂井郡 2006/10/9)

東古市(現永平寺口)〜永平寺6.2キロを結んでいた京福電鉄(現えちぜん鉄道)の支線。京福電鉄は2000年と2001年と続けて列車同士の正面衝突事故を起こしてしまい、国土交通省から運行停止を命じられた。越前本線と三国芦原線は第三セクターに譲渡された上で復旧されたが、永平寺線については休止状態のまま廃止となった。
線路や駅舎などはなくなってしまったが、バラストの残る線路跡や標識など、廃線跡を色濃く残している。

国道364号線を南に曲がり、永平寺方面へ。車のナビは幸か不幸かこの鉄道の廃止前の古い地図が入っている。したがって駅跡など簡単に見つけることができた。
国道364号のわき道に残る踏切跡。線路の跡は簡単に見つけることができる。

最初の駅、諏訪間駅跡(左側)。
田んぼの中を一直線に走る線路跡、脇には距離標らしき標識も残っている。地面には赤茶けたバラストが多数残る。

踏切跡から永平寺方面を臨む。地元のイベントで線路跡を歩くというのがあるくらいなので、車で走ってみようかと思ったが、気が弱いからやめた。

こちらも勾配標が残る。

イベントに用いられたと思われる駅跡の立て看板。スタート地点は永平寺口の分岐跡らしい。

少し北側から撮影した諏訪間駅跡(右側)。交差している道路に踏切跡があったようだ。

北側の奥にも勾配標。廃止が最近なのでまだ線路跡の雰囲気を残している。

諏訪間駅跡に落ちていたコンクリート片。駅の何らかの破片と思われるが、何か不明。

諏訪間駅から2駅南にあった「市野々駅」跡。こちらにもイベント用の立て看板。
駅があったところは空き地になっている。

永平寺駅跡。
去年くらいまで駅舎が残っていたようだが、解体された。車を降りて観察したかったが、永平寺参拝客を見込んだ私営駐車場のおばさん達が夜鷹のように手招きするのに恐れをなして退却。

勝山へ向かう最中、廃線跡とクロス。最後のイタチっ屁で線路跡撮影。

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