赤怒谷温泉  その1
(松本市 2006/8/20)

西穂プチ登山から急遽予定変更となった長野観光のラストを飾る野湯。わりと有名な温泉でインターネットで検索すると、たくさん紹介されている。付近は硫黄の匂いと噴出す噴煙が立ち込めている。

元々安房トンネルの出口がこのあたりになる予定だったらしいが、平成7年の水蒸気爆発で死者が出てしまい予定変更。この赤怒谷トンネルを越えた先が出口となっている。つまり安房トンネル出口(松本側)の次のトンネルの松本側がここ。
写真のスペースに車を停める事ができるが、昨今の駐車禁止強化でなんとも微妙。左手の旧道コースへ進む。

「赤怒谷」と書いて、「あかぬたに」。
噴煙が強く噴出しており、岩もその成分ゆえ赤く染まっている。赤い岩に怒ったように噴出す噴煙、そのネーミングの由来(多分)。

チェーンがはってある旧道から谷を臨むと奥に噴煙が見える。硫黄の匂いも漂っており、かなり濃厚そうな雰囲気。

パイプからは温泉と噴煙が噴出す。
この時点で野湯の場所がはっきり分からなかったため、道沿いに足を進める。

駐車した場所から100mほど進むと道は右にカーブする。カーブした先に隧道が姿を現す。

「取入隧道」というらしい。
旧道だと思って歩いているが、駐車した付近には「この先に温泉の取入口がある」という記載と隧道奥の施設から、元々温泉取り入れ用の道なのか分からなくなる。
帰宅後、旧地図で調べてみると、こちら側のルートを通っているようなのでやはり旧道のようだ。

隧道内部。
ひたすら温泉を探すが見つからない。

更に進むと温泉を溜めておくようなタンクが道を塞いで先に進めず。どうやらこちらではないようだと後退。

隧道が見えたカーブ付近でガードレールの外側に簡易ハシゴを発見。まぁまぁ有名な温泉なので、登り降りしやすいように誰かが置いたものらしい。
ガードレールの外側は結構幅が狭く、足元も滑りやすい。雨降りの後や夜間はあまりお勧めできない。

川原付近まで下っていくと、いくつか湯溜まりがあるので手を突っ込んでみるが、とても入れる熱さではない。
いくつかの湯溜まりに右手ばかり突っ込んでいたので、熱さに慣れてしまい「これならいける」と思って、足を入れてみるとトムのような叫び声を上げる羽目になる。
俗にいうところの「オウオウオフォッフォフォー!!」てな感じ。

温泉成分で赤く変色した岩がゴロゴロしている。ちなみに岩肌を熱い温泉が流れているので、サンダル履きだと足が熱い。

川原ぎりぎりの所に適温の湯溜まり発見。早速入ってみる。男二人で入るには躊躇う広さ。一応混浴。


深さはこの日これくらい。尻が半分漬かる程度なので冬は無理だろうが、匂いや感触はかなり良かった。

見苦しい腹を凹まして撮影するもたるんでいるのがミエミエ。
ポーズコンセプトは「ずれたヅラ直し」。満更冗談でないところがつらい。

我ながら締まった足首。腹もこれぐらい締まればいいのだが。

湯船から旧道を撮影。これくらい下にある。

旧道から湯船を撮影。中央の水溜りのようなのが湯船。

すぐ隣には川が流れている。流れが速いので、入ると多分死ぬ。

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