名古屋市秀吉清正記念館
(名古屋市中村区  2004/10)

中村公園内(中村図書館の2階部分)に設置された記念館。この地で生誕したとされる豊臣秀吉や加藤清正を中心に尾張出身の武将に関する展示が多くされている。館内の左側が特別展、右側が常設展となっていて、特別展は結構見応えのあるものをやっているようだ。
中村公園には豊国神社、秀吉の像、産湯跡等もあり、秀吉・清正ファンにはうってつけの場所となっている。また公園の北側には競輪場もあるのでギャンブラーもどうぞ。ただし少々治安が…。


住 所 名古屋市中村区中村町茶ノ木25
(052)411-0035
入場料
駐車場  
中村公園に無料駐車場有(ただしいつも満車)
開館時間 10:00〜17:00
休業日 月曜日(除祝日)・年末年始
H P

写真右手が入口。入ってすぐ右に見えるパネルは戦国時代有名人の肖像画を見て、誰であるかあてるもの。ほとんど分かったが、意外に福島正則で外した。

秀吉肖像画。具足を着た結構有名な絵。
撮影禁止の記載はなかったが、フラッシュをたきまくって撮影しているおじさんがいた。この手がいると撮影禁止になってしまう。

特別展の一部。秀吉の具足セットが展示してあり、全部組み立てると、中央の写真のようなものになるらしい。

こちらも秀吉肖像画。秀吉の養子で関白になったが後に切腹させられた秀次の肖像画によく似ていると思った。

秀吉自筆の茶道具目録。こういう崩し字はよくわからないがあまりうまくなさそうだ。
秀吉があまり好きではないのでそう見えるのかも。

籠手(こて)。右端のはいだてには桐の紋がつけられている。

全部つけるとこうなるらしい。腕の部分。

陣羽織(ビロードマント)や采配等。

豊臣家家系図?。高台院(秀吉の正妻おね)がらみの名が連なる。秀吉の妹や、後に木下家を継ぐ利三の名が連なるのでよく分からない。
養子・猶子では秀康(家康の次男)、秀秋(後に関ケ原で有名になる小早川秀秋)、智仁(八条宮)等の名が見られる。この三人については司馬遼太郎の「豊臣家の人々」で描かれている。

常時展コーナー。長篠合戦図や丹波と呼ばれる銘弓、肖像画等が展示されている。
結構見応えがあってよかった。

足半。戦闘時に動きやすいように草鞋の後ろ半分を省いたもの。
信長公記でも信長が朝倉との戦いで裸足のまま活躍した兼松正吉に褒美として足半を与える場面がある。この足半はその時のものとして兼松家に受け継がれてきたもの。本物かどうかは…?

馬藺後立兜(ばりんうしろだてかぶと)。秀吉といえばこの兜が想像されるぐらい有名なもの。説明板によると馬藺とはアヤメのことで、その葉を象ったものらしい。

蛇目紋長烏帽子形兜(じゃのめもんながえぼしなりかぶと)。
こちらも清正といえばこれという兜。名古屋城の清正坐像もこの兜をかぶっている。

清正がしとめたとされる虎の顎骨。骨って妙に廃魂を鷲掴みにする。

本多忠朝(本多忠勝の次男)の二枚胴。冬の陣で家康の不興を買った忠朝は夏の陣で死を覚悟した突撃を敢行し戦死した。
この胴は忠朝が大阪夏の陣で着用していたもの。右胸付近に薙刀による強烈な打撃跡が見られ、錆びた金具は血によるものらしい。
本多家の紋(丸に立葵)も胸の中央に見える。

常時展の奥で放映されているビデオ。何パターンかあって選択できる。どれも思ったよりも詳細で見応えがあった。

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