愛知県内でも有数の観光名所「香嵐渓」を持つ町。
夏には水遊び、秋には紅葉とたくさんの人が訪れるが「紅葉」と「渋滞」くらいしかイメージしにくいところでもある。
実際訪れてみると、縄文時代の遺跡、発掘調査に基づいて復元された足助城、中馬街道沿いの古い町並み、ものづくりをテーマとした三州足助屋敷等、一日しっかり遊べる観光スポットでもある。
いつも人ごみにまみれた「香嵐渓」でなく、落ち着いた雰囲気の「足助」を存分に味わうのも悪くはない。


*現在は豊田市と合併しております。

足助町散策



旧中馬街道沿いの古い町並み、足助のかじやさん、マンリン書店等の有名店、香嵐渓の祖ともいえる参栄和尚のいた香積寺等、足助の町をぶらっと散策。
三州足助屋敷



敷地内にはこの地方の豪農屋敷をモデルに新築した母屋、作業小屋、土蔵等が並んでいる。伝統工芸というほど肩肘張らず、手仕事の実演や、古い山村の暮らしを見ることができる。


豊田市足助町飯盛36
(0565)62-1188
9:00〜17:00
休館日 木曜(除祝日/11月)・年末年始
入館料 大人500円 小中高生200円
駐車場 町営駐車場(有料)を使用
足助町資料館



正12年に作られた元「愛知県蚕業取締所足助支所」。その後、森林組合や公民館として使用されていたが、昭和62年から足助資料館として一般公開、この地方の縄文時代遺跡、足助城からの出土品、地方の土人形等が展示されている。


豊田市足助町梶平25-1
(0565)62-0387
8:30〜17:00
休館日 木曜(除祝日/11月)・年末年始
入館料 大人300円 小中生150円
駐車場 町営駐車場(有料)を使用
足助町中馬館



旧中馬街道に面して、大正元年、稲橋銀行(足助支店として建てられた。足助支店の廃止後、農協の所有物となっていたが、昭和57年からは「足助中馬館」としてこの地方の交通、運輸、街道についての展示がされている。毎年2〜3月には中馬の雛人形の展示が行われ、たくさんの観光客が集まる。


豊田市足助町田町11
(0565)62-0387 (足助町資料館)
9:00〜17:00
休館日 木曜(除祝日/11月)・年末年始
入館料 無料
駐車場 町営駐車場(有料)を使用
たんころりん



お盆を挟んだ約1週間ほど、家の軒先に置かれた「たんころりん」という行灯が灯される。優しい灯りで雰囲気はとてもいいはずなのだが、写真マニアがたくさん集まってきて結構賑やか。
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足助城
 (城と共有なので戻るボタンで戻って下さい))


平安時代末期、標高301m(現在)の真弓山に尾張山田荘から移り住んだ山田重長によって築城されたとされる。山田氏は以後足助氏と名乗りこの地を領した。鎌倉時代末期、七代重範は後醍醐天皇の挙兵に応じ活躍したが失敗し斬首された。
以後足助氏はこの地を離れ、勢力を拡大した鈴木氏がこの地を領した。鈴木氏は真弓山に残る足助氏の城跡を整備し居城とした。現在残る遺構はこの鈴木氏の時代のものである。
この地方は交通の要衝でもあるため、松平、今川、武田と次々と攻め寄せられ、その度に従属離反を繰り返した。徳川家の支配下であった1571年、上洛を目指す武田信玄に攻められ、三代重直は城を捨てて逃亡、この地方は武田氏が領することとなった。しかし信玄が没すると家康の長子信康によって城は取り返され、再び鈴木氏が入った。
1590年、家康の関東移封に伴い、五代康重もこの地を去り廃城となった。
足助町の町制80周年時に、山城としては初の発掘調査に基づいた城として整備された。観光客寄せの派手な天守も石垣もないが、史実に近い復元がされており好感がもてる。


豊田市足助町須沢39-2
(0565)62-0387 (足助町資料館)
9:00〜16:30(入城は16:00まで)
休館日 年末年始
入館料 大人300円 小中生100円
駐車場 無料

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