幕末純情伝ツアー その3

2章  燃えよ剣

初めて「燃えよ剣」を読んでから約9年。念願叶い日野市内の観光をすることに。
市内観光とは言っても高幡不動尊と資料館を見る程度。もっと時間があればくまなく散策するんだけどね。

六車宗伯の敵を打つために七里研之助が指定した喧嘩場所。「場所は分倍河原の橋の上。刻限は、月が中天にさしかかる戌の下刻。人数は先方も二人だそうです」と沖田が土方に報告。今回は駅名だけ撮影してまた次回に行こうかな。

高幡不動尊参道。大河の影響もありかなり賑わっていた。ちょっと中華街風。

6月中はアジサイ祭りをやっていて、寺務所には各種のアジサイが展示してある。

意外と種類が多く、大別してアジサイ(ガクアジサイ・ヤマアジサイ・エゾアジサイ)とアジサイの仲間(タマアジサイ・ノリウツギ・ツルアジサイ・コアジサイなど)に分かれ、ネットで調べたところ48種類あるらしい。

自分達がアジサイと聞いてイメージする一般的な形のアジサイ。雨が降っていたこともあり、とてもアンニュイな感じで撮れた気がする。
アジサイの学名は「ハイドランジア・オタクサ」。命名者はシーボルトで、長崎にいる時の妾の名前を付けたらしい。妾の名前は「お滝さん」だが「オタクサ」と発音していたらしくそのまま登録。ちゃんと発音しろよ。
植物学では、この学名はもう使われていないらしい。
アジサイの名前には日本人の女性の名前が多く使われている。フラウ・マチコとかミス・クミコとか。ちょっと笑える。
そして燃えよ剣にまったく関係ないアジサイの説明をしてる自分にもちょっと笑えた。

「鳴り龍」?なる文字が見えたので拝観してみた。なんと!高幡不動尊にも日光の「鳴龍」とほぼ同じものがあった。少し小型になってはいるものの仕組みは同じ。こちらは参拝者が少ないため自分で音を鳴らせて共鳴音を聞くことが出来る。部屋の中心で手を「パン!」とたたくと「カチカチカチカチカチカチ」となる。日光のそれとは共鳴音が違っていた。

山内八十八ヶ所巡拝路に沿って各種のアジサイが植えられていてとても見ごたえがあった。ただ、巡ってないけどね。五重塔付近から見えるものだけでも結構すごい。

土方歳三の菩提寺だけに銅像もあった。

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