幕末純情伝ツアー その1 

集めるペースは当初よりかなり遅くなってきた「朱印」集め。今回は今よりはまっていた頃からずっと欲しかった「鳴龍」の朱印を手に入れるためと、朱印集めより更に前から好きだった司馬遼太郎の「燃えよ剣」の主人公、土方歳三の生家を見るために東京の知人カップルの家に行ってきた。知人カップルと仲の良い3号(key2)と共に。

序章  初めてのグリーン車


名古屋から東京まで車で行くつもりだったが、睡眠時間と体力消耗を考えて新幹線で行く事にした。自由席で行くつもりだったので何も考えずに名古屋駅に向かった。
自動券売機の空き席の状況を見て


筆皇:「うわ!自由席一杯じゃん。指定席も厳しそう。」
key2:「グリーン車で行きます?」
筆皇:「しかたない。そうするか。」


と、買ったグリーン車の切符は13440円。「!!」なんと自由席より約4000円も高い。key2の手前、筆皇として4000円ごときでうろたえる姿を見せる事は出来ないので平静を装ったが切符を持つ手が震えていた事は言うまでも無い。

グリーン車。それは異空間だった。普段使っている自由席ではありえないほど気品が漂っていた。喫煙車両なのにヤニがついたエアコン特有の匂いがしない。一席の幅が広く、自由席では前の椅子の背からパタっと倒すテーブルが自分の椅子の肘掛けから飛び出す。

しかも複数のジョイントにより写真のようにかなりの広さになる。前の席との間も自由席とは比べ物にならない。

そして全ての席に「ご自由にお持ち帰りください」の雑誌が2冊。乗務員?もどことなく気品があるように感じられる。きっとどこかの貴族に違いあるまい。

さらに、一人一人にお絞りが配られる。帰りにはそれぞれの席を乗務員?が回りゴミの回収までしてくれるしまつ。
そのとき、自分もkey2も間違いなく貴族だった。…でも、13440円…。

1章  華厳の滝

知人カップルの車で東照宮に向かった。新型ドラッグ:「グリーン車」の影響が抜けない自分とkey2はリムジンに乗っている気分で後部座席に。それにしても東京の道は込んでる。しかも高速道路もよくわからない感じで繋がっていた。
貴族的に東京の町並みを高速道路から眺めつつまずは華厳の滝へ向かう。

いろは坂の各カーブにある看板。走行中にこの看板を撮影するのは至難の業。行きと帰りは道が違い、両方通っていろは歌を完成する。途中で飽きちゃったけどね。

華厳の滝付近のお土産屋に到着。まずは貴族的に記念撮影。

華厳の滝を見るにはエレベーターで約100m下る。もちろんここにもご当地キティちゃんグッズがあった。貴族はキティちゃんに興味はないので素通り。

毎秒2トンもの水が高さ97メートルから落下する勢いはすさまじく、展望台から滝までは結構な距離があるにもかかわらず水しぶきがすごかった。知人カップルのステイメン(仮名)は朱印倶楽部の「目線外し」を不思議そうに覗き込んでいた。
しかしその本人も、自分に顔面モザイクがかかろうとは思いだにしなかっただろう。

エレベータを降りた後この通路を通って来たが、ひんやりしてて心地良い。

たっぷり観賞後エレベーターで戻り、お土産屋を見ると何故か年代物のブリキのおもちゃが。

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