第7回爆釣旅行(恐山編) その1

この日はこのツアー最大の目的地「恐山」へ行く日だ。と意気込んだ割には予定の一時間遅れで出発する事になった。前々から欲しかった朱印が富士山頂にある浅間大社奥の院とここ「恐山」。ついに!ついに!ついに我が手にーーーー!!!。

あれれれ?かなり降りそう・・・。八戸から恐山までナビで時間を見たところ一時間半。もちろん高速道路など無いので一般道で行くことになる。下北半島を北上し、恐山を見終わったら大間崎まで行き、本州最北端の碑を見ていこう。

ついに恐山の入り口に来た。既に雨に降られて少しブルーになっていたが気分が昂ぶる。ここから菩提寺まではまだ少し距離がある。

恐山にある宇曽利山湖。撮影しようと車外へ出たところ猛烈に硫黄臭い。何処を掘っても温泉が出てきそうな感じだ。晴れていたらもっと良い眺めだっただろう。しかし、イメージ通りの風景ではある。

宇曽利山湖に流れ出る三途の川に架かる橋。「これは渡らねば!」と橋を半ばまで渡り帰ってこようとしたが、雨で橋が濡れていて途中で転倒。クモハ大爆笑!「三途の川を戻ってくるときに転ぶなんて!!」と言いながら自分の転倒シーンをデジカメで激写。その写真は載せるまい・・・。
非常に透明度の高い湖で、付近に樹木はない。強酸性のカルデラ湖で魚類は生息していないらしい。う〜む・・・。恐山、生物のいない湖、あっちの世界を臭わすには十分なシチュエーション。

ついに菩提寺の駐車場に到着。駐車料金は無料。整列した地蔵菩薩が出迎えてくれた。はい!入ります!もちろん入ります!そのために名古屋からここまでやってきたのだから!プロですから!(何の?)
ああ、雰囲気のある看板。素敵!素敵過ぎる!「硫黄臭くて頭が痛くなってきた」とクモハが言うが、確かに。慣れていない自分たちにとってはこの臭いを嗅ぎ続けるのは堪える。入り口に「商業目的の撮影禁止」の看板があったので券売所で聞いたところ「ああ、別に君等は好きなところ撮っていいよ。」と言われた。とてもフランクな匂いがする。比叡山の細かく厳しい感じと違いおおらかな感じだ。
突入ーーー!!!目指せ参拝!目指せ寺務所!

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