特殊潜航艇基地 大浦突撃隊 大迫支隊跡碑(Q基地)
(江田島市 2011/3)

亀ヶ首射撃実験場のある倉橋島最東端の半島部分入口に残る隊跡碑。
碑と突堤などがある他は一面に畑が広がるのみである。

呉市倉橋島東端の海岸沿いの岩場にわずかながら痕跡が残っている。

碑の裏側の岩場では地元のおじさんが釣り糸を垂れていた。
写真を撮ってると何やらチラチラ見てくる。そんなにカメラが珍しいのかなと思いつつ車に乗り込んだらハーフ チャック・ウィルソンだった。とは言え、いくらなんでも十数m先から半開を見つけたとも思えないので、自分が好みのタイプだったのだろう。

大浦突撃隊大迫支隊跡の碑と建碑由来の石板がある。
お彼岸だったせいか、榊と酒が供えてあった。

呉地方総監香取顯男海将揮豪の碑。
軍人筆というより、現代の特殊フォントみたいな筆跡。フォロー入れるわけではないのだが、嫌いな字体ではない。


碑の由来書き。
碑にあるように元々は昭和19年4月に海軍水陸戦車用の「Q基地」開設された。その後戦車訓練が終了すると、海を隔てた特殊潜航艇用の「P基地」の訓練員を収容し、「大浦突撃隊 大迫支隊」と改称された。


恐らく唯一の遺構である機動艇発着場の突堤とブロック片。
潮が満ちていない状態でこれなので、潮が満ちるとほとんど水没してしまいそうだ。

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