三河湖・根池 その1
(豊田市 2008/7)
豊田市(旧下山村)に建造された羽布ダムによってできた人工湖三河湖は、夏ともなれば涼をもとめて家族やカップルで賑わう。特に周辺にこれといった施設もないのだが、名古屋や三河各都市から程良い距離ということもあり、ドライブにはお勧めのコース。


人々で賑わう三河湖から、周回道路を離れて車で約5分も走ると根池に到着する。こちらはほとんど人の姿は見られず、さっきまでの喧騒が嘘のように寂しい雰囲気となる。この池は水神様の住む池であり、雨乞いをすれば必ず雨が降り、池に鯉を放すと願いが叶うと言われている。ただ、逆に水神様の怒りに触れる行為をすると、それなりのバチがあたるとされている。それなりとは書いたが、実は結構ディープなバチで、池の魚を取ると発狂または事故死してしまうというものだ。
数年前に一度行った事があるのだが、曇っていたせいもあって、かなり重い雰囲気であった。今回は晴天の夏空の下、再訪したレポートを紹介。

羽布ダムのほとりにある三河湖観光センター。食堂や貸ボート、バンガロー村などがある。
ボリュームのある定食を各種取り揃えているが、やはり目玉は巨大五平餅。
三河各地で食べることができる五平餅であるが、味・大きさ共にここがトップクラスだと思う。

以前一度行ったことのある根池であるが、細かい場所が分からないままだった。事前にHPで調べていったが、地図が間違っていたのでたどり着けず。
あらためて休憩所に貼ってあった散策図で確認。


拡大写真

始球式爺さん。
この地方の昔話にでも出てくるのであろうか。

三河湖の碑。
三河湖は昭和38年に建造された羽布ダムによってつくられた人工湖。
夏になると駐車場に入れないほど人が集まる。


田舎だからといって油断は禁物。

堤の麓にある説明板。
背後には当然ながら三河湖。

羽布ダムの堤の上を歩いてみる。
右手筆皇がのぞいている側が下流。


堤の長さは約400m。
400mの世界記録は43.18秒、今の自分だと2分くらい。

高さは公式HPによると62.5m。
てすりがあっても高所恐怖症には足がバイブレーションする高さ。

ダムを見下ろす。
下方右手に見えるのは駐車場。自分に向かって放水されるので、結構迫力がある。

ほとばしる水しぶきを見て、「マイナスイオンが豊富だ」と思ったあなたは10代ではないはず。
あんなにはやったマイナスイオンってどこ行ったんだろう。

バルブから吐き出される大量の水。
昔、ダムというものは滝みたいに、上からダーダー水を流してると思っていた。


左方に見えるのはドッグラン。
自分は猫派だ。犬も好きだけどね。

さほど高くも鋭くもない、いかにも三河チックな山々をバックに撮影。
まぁ過大な期待を持たなければ、そこそこの景色が楽しめる。

「羽布堰堤」
中間の取水設備に掲げられていた看板。

堤の中間地点付近から奥を撮影。
さすがに200m歩くと飽きてくる。

ダム湖。
カップルの乗ったボートはおらず、魚釣りしている男二人が乗ったボートのみ。
「男二人で湖か、変わってるな」と思ったが、自分達も男二人で湖観光。

堤を渡りきったところにある殉職者慰霊碑。
このダムを作るために亡くなったのだから、人の多い休憩所側に作ればいいのにと思ったが、やはり眠るなら静かな方がいいかなと爺くさく思ったりもする。

予想よりも多く、9名亡くなっている。

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