三菱重工名古屋航空宇宙システム製作所
小牧南工場資料室
その3

零戦から新しく取り入れられた完全引き込み式の主脚。空気の抵抗を減らす為に有効であった。
引き込み部の内部には、固定フックらしきものも見られる。

左翼から出ている棒はピトー管。流速を測定し、速度計に用いる装置。

右翼に見えるのは翼端灯。

左上の大きな部品は主翼、右下は主脚の上げ下げ用部品とのこと。

エンジンのシリンダーと思われる部品。その他諸々置かれているが、あまり詳しい説明がないのでよく分からない。

操縦席。背当て部分のパンチ穴に軽量化の苦労が感じられるが、搭乗員保護という概念は無かった、この考えは後に特攻へと繋がると思われる。
ちなみに自重はランクルより軽い(!)1876Kg。
座席の手前に置かれているのが、スロットルレバー。

プロペラ。
数箇所見られる穴は銃撃を受けた際のもの。

主脚の取込装置を説明する展示。
残念ながらVIP用らしく、この日はこの状態のままだった。

銘板。
マニア垂涎かもしれないが、自分はとりあえず写真を撮ったのみ。

説明板に書かれている通り、胴体内部に記されていた銘板から、この零戦が大江工場で製造された個体だということが判明した。

7.7m機銃の薬莢。

左側が20mm、右側が13mm機銃の薬莢。

「八九式活動写真銃」。
射撃訓練用のカメラ。発砲の代りにシャッターが切られる仕組らしい。

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