24cm榴弾砲陣地跡(独立重砲兵第37大隊第5中隊陣地)
(2006/4/15)

「瀬戸地下軍需工場跡を保存する会」が主催した「軍都豊橋 春の戦跡見学会」で訪れた。二川トーチカから車で数分、岩屋山公園の山腹にある陣地跡。数年前、麓に駐車場がつくられ際に地下壕が破壊されてしまっているのが残念。榴弾砲の置かれていた位置には丸い穴が掘られており、弾薬庫などそれに付随する穴も残されいている。

地下壕の跡とのこと。
駐車場が作られる前はそこそこ形が残っていたらしいが、現在は陥没してしまってその形を残していない。

二川陣地壕で見られた交通壕はここでも見られる。

木で分かりにくくなってしまっているが榴弾砲が置かれていた穴。直径は10mほど。
穴の横には弾薬を保管する為の穴も見られたが、写真では分かりにくい。


上陸した敵軍に岩屋山を越える形で榴弾砲を撃つために設けられた陣地。射程は約10キロ、渥美半島の南の付け根付近、15キロの範囲に攻撃を与えることができる仕様だったらしい。

奥に行くと、もう少し遺構が残っているらしいが、時間がなくなりつつあるのと、それほど形跡を留めていないようでパスとなった。

朝8時半に集合してから午後5時過ぎに解散となるまで、ほとんど参加者と口を利かなかった人見知り筆皇。
そのしゃれた格好と無口ぶり、恐らく参加者も彼に対して危惧を抱いていたのではないかと思われる。

何の実か分からないけどきれいだったので撮影。おいしそうだったけど死にたくないので食べなかった。

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