大井川鐵道 SL急行 その2

窓の下には最近見ることがなかった。ほんの十数年前まで、普通列車のほとんどは喫煙者だったのを思い出した。

最近は金属製のパイプとなっているが、これは正真正銘の「網棚」。

 


茶畑を見ながら、駅で買った弁当を食べる。写真の「大井川ふるさと弁当」は予約発売だったはずだが駅で販売していた。値段は900円で量を考えるとちと高い。ほとんどの人は駅でおにぎりを買っていた理由が若干分かったが、旅の雰囲気だから問題無し…、と、業者のトラップに陥る。

 
当たり前だが、乗っているとSLはほとんど見えない。
カーブにさしかかると、弁当を食べていても急いで写真撮影。

新金谷の次の停車駅「家山」到着。撮影しようと扉付近で待っていると、車掌さんが扉を開けてくれた。ただ、列車はまだ走行中でホームにもかかっていない。
「ちゃんと停まってから降りてね」と微笑む車掌さんが素敵だった。

SL車内限定販売のお茶。その日本人の性格を掴みきった商法には頭が下がる。
途中、車掌さんが冊子やグッズを売りに来た際には、正直あまりいい気がしなかったが、「SLの保持の為、お金がかかるんです」みたいな放送が入ると、悪い気はしなくなった。

2003年8月の土砂崩れ地点。今年(2004年)に入るまで一部不通となっていたが、復旧した。
(写真は2005年5月撮影)

崩壊現場近くの山側に見える「タヌキの里」。40体近いタヌキの置物が置かれている。
通過時にもったいぶったアナウンスをするので気になるがこれだけ。
ただ、一瞬なので見つけられない人も結構いる。まぁ四葉のクローバーを見つけた程度の喜びでよいのではないだろうか。

途中、何度も景色の案内が入る。その度に客は忙しい。もちろん自分もその中の一人だ。
写真手前のおじさんは超越しているのか、ずっと、どっしり構えていた。

掛川付近から普通の田畑は一切見かけなくなっていた。そういえば金谷付近の諏訪原城は城内にも茶畑があった。


金谷出発直後は進行方向向かって右側の方が景色が良いが、途中から左側の方が景色が良くなる。

大井川にかかる吊橋の中で最長220m「塩郷の吊橋」の下を走る。その足場の狭さといかにも揺れそうな、その作りに見ているだけで冷や汗が出る。翌日夢の吊橋を渡って「吊橋マスター」になる予定の自分。

窓はほぼ全開。トンネルが多くなるに従って車内の煙指数も上昇。
奥は歌を歌う車掌さん。歌を歌うバスガイドも減ってきている昨今、旅の雰囲気づくりに一役買っている。

駅ですれ違う、元近鉄特急。近鉄は幹線部分のほとんどが広軌(線路幅1435mm)なのだが、16000系が使われた南大阪線は狭軌(1067mm)で国鉄と同じ。その為そのまま用いる事ができる。

更に車内の煙指数は上昇。煙の向こうで何人か倒れていそうだ。おじさん達、昔を忘れてパニック。

観光客がほとんどの為、ブラインドを使う人はほとんどいないと思われたので、引き出して撮影。結構薄汚れていい感じだった。

新金谷を出て約1時間で終点千頭駅に到着。静態保存されている9600と今日は出番がないC56がお出迎え。

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